「后」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、きさき/天皇の妻/君主の妃/中宮などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、口部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「后」
字体
読み 音読み コウ
《外》
訓読み 《外》きさき
《外》きみ
《外》のち
部首 口部
画数 総画数 6画
部首内画数 口部3画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

后_書き方
后の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コウのちきみきさきの5種の読み方が存在する。

意味

  1. きさき。天皇の。君主の。中宮。「后妃・皇后・三后・太后・廃后・母后・立后・皇太后・上皇后・太皇太后」
  2. のち。あと。類義語:「午后(ごご)・后王」

熟語

武后【ぶこう】

[中国語]Wuhou

[人]そくてんぶこう(則天武后)

天后【てんこう】

[中国語]Tianhou

[中国伝説]まそ(媽祖、馬祖)

天后【てんごう】

[中国語]Tianhou

[中国伝説]まそ(媽祖、馬祖)

三后【さんこう】

太皇太后・皇太后・皇后の総称。
「三宮(サングウ)」とも呼ぶ。

西太后【せいたいこう】

[中国語]XiTaihou、[英語]WesternEmpressDowager

[人]中国、清の咸豊帝(XianfengDi)(カンポウテイ)(文宗)の妃(側室)(1835~1908)。幼名は蘭児(Lan’er)、尊称は慈禧太后(Cixitaihou)、諡(オクリナ)は孝欽顕皇后(XiaoqinxianHuanghou)。
同治帝(TongzhiDi)(穆宗)の生母、光緒帝(GuangxuDi)の母の姉。

文字コード

「后」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「后」の文字コード一覧
Unicode 1 U+540E
JISX0213 1-25-01
戸籍統一文字番号 2 038220
住基ネット統一文字 J+540E

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「后」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1071
新大字典4 講談社 1773
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1308
大漢和辞典6 7 大修館書店 3298
大漢語林8 大修館書店 1268

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第6学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「后」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「后」についての総括
  1. 后の画数 :6画
  2. 后の部首 : 口
  3. 后の読み方:ゴ・コウ・のち・きみ・きさき
  4. 后の意味 :きさき/天皇の妻/君主の妃/中宮
以上で「后」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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