「伐」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、きる/木を切り倒すなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、人部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「伐」
字体
読み 音読み バツ
《外》ハツ
訓読み 《外》()
《外》()
《外》ほこ()
部首 人部
画数 総画数 6画
部首内画数 人部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

伐_書き方
伐の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、バツハツ伐るほこる伐るきる伐つうつの5種の読み方が存在する。

意味

  1. きる。す。「伐採・伐木・間伐・盗伐・乱伐・濫伐」
  2. うつ。つ。悪者をめる。「攻伐・殺伐・征伐・討伐・放伐」
  3. 自賛する。る。「矜伐(きょうばつ)」

熟語

四字熟語

「伐」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

「伐」が入る四字熟語
殺伐激越さつばつげきえつ 禅譲放伐ぜんじょうほうばつ 党同伐異とうどうばつい
南征北伐なんせいほくばつ

伐採【ばっさい】

(山林などから)木・竹を伐(キ)り出すこと。やまたて(山立て)、たてき(立て木)。
斜面では高い方へ木を倒し、枝を落として下へ引きずり出す。

三韓征伐【さんかんせいばつ】

[歴]さんかんせいとう(三韓征討)

伐折羅/跋折羅/跛折羅/伐闍羅【ばざら】

[仏]ばさら(伐折羅、跋折羅、跛折羅、伐闍羅)

伐折羅/跋折羅/跛折羅/伐闍羅【ばさら】

[梵]vajra

[仏]最も硬いもの、ダイヤモンドのこと。
「金剛石(コンゴウセキ)」とも呼ぶ。
「金剛(コンゴウ)」と訳す。

伐折羅大将【ばざらだいしょう】

[仏]ばさら(伐折羅、跋折羅、跛折羅、伐闍羅)

文字コード

「伐」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「伐」の文字コード一覧
Unicode 1 U+4F10
JISX0213 1-40-18
戸籍統一文字番号 2 005320
住基ネット統一文字 J+4F10

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「伐」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 177
新大字典4 講談社 359
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 253
大漢和辞典6 7 大修館書店 439
大漢語林8 大修館書店 225

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「伐」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「伐」についての総括
  1. 伐の画数 :6画
  2. 伐の部首 : 人
  3. 伐の読み方:バツ・ハツ・ほこる・きる・うつ
  4. 伐の意味 :きる/木を切り倒す
以上で「伐」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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