「凝」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、こる/液体や筋肉が凝り固まるなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、冫部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「凝」
字体
読み 音読み ギョウ
《外》ゴウ
訓読み (らす)
()
《外》こご()
《外》しこ()
部首 冫部
画数 総画数 16画
部首内画数 冫部14画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

凝_書き方
凝の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ゴウギョウ凝りしこり凝るこごる凝るこる凝らすこらすの6種の読み方が存在する。

意味

  1. こる。液体や筋肉がまる。「凝固・凝結・凝脂・凝集・凝縮・凝血」
  2. こらす。集中する。熱心にう。「凝議・凝視・凝思・凝念」
  3. とどこおる。かなくなる。停滞する。「凝然・凝滞・凝然」

熟語

四字熟語

「凝」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「凝」が入る四字熟語
鳩首凝議きゅうしゅぎょうぎ

凝乳【ぎょうにゅう】

[英語]curd

[食][2]かーど(カード)

混凝紙【こんくりし】

[フランス語]papier-mache

ぱぴえましぇ(パピエマシェ)

凝り豆腐/凝豆腐【こごりどうふ】

[食]凍(シ)み豆腐の別称。
しみどうふ(凍み豆腐、しみ豆腐)

コンクリート/混凝土【こんくりーと】

[英語]concrete

[建]セメント・砂・砂利(ジャリ)・水などを一定の割合で混ぜ、凝固(ギョウコ)させた一種の人造石。
製法や造形が簡単で、耐火・耐水性が大きく、土木建築用構造材料として使用。
略して「コンクリ」とも呼ぶ。

凝当/凝濁【ぎょうどう】

杯(サカズキ)の底に残った酒。飲み残した酒。
飲み残した杯の酒を捨てること。

文字コード

「凝」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「凝」の文字コード一覧
Unicode 1 U+51DD
JISX0213 1-22-37
戸籍統一文字番号 2 020420
住基ネット統一文字 J+51DD

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「凝」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 634
新大字典4 講談社 1076
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 800
大漢和辞典6 7 大修館書店 1720
大漢語林8 大修館書店 790

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「凝」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「凝」についての総括
  1. 凝の画数 :16画
  2. 凝の部首 : 冫
  3. 凝の読み方:ゴウ・ギョウ・しこり・こごる・こる・こらす
  4. 凝の意味 :こる/液体や筋肉が凝り固まる
以上で「凝」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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