「制」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

制とは、おさえる／治める／抑える／止めさせる／押さえつける／従わせるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、刀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『制』の字には少なくとも、制セイ・ 制えるおさえるの2種の読み方が存在する。

意味

1. おさえる。治める。抑える。止めさせる。押さえつける。従わせる。「制圧・制御・制限・制裁・制札・制止・制覇・圧制・管制・規制・強制・禁制・牽制(けんせい)・自制・節制・先制・統制・抑制・制空権」
2. 定める。取り決める。仕組み。きまり。掟。「制定・制度・制令・学制・官制・規制・旧制・税制・専制・体制・帝制・統制・編制・法制・共和制・自治制・立憲制」
3. つくる。形を作る。類義語：製「制作・編制」
4. 天子の命令。勅命。

熟語

四字熟語

「制」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

市制【しせい】

1888年(明治21年)4月25日市制・町村制、公布。1889年(明治22年)4月1日施行。
。

水制【すいせい】

洪水で流水が直接、堤防や川岸に激突するのを防ぐ工作物。
河川の水勢を緩和し、また流れの方向を整えるため、堤防や川岸から川の中心部に向けて突出させて設ける。
杭出(クイダ)し・土出(ツチダ)し・沈床(チンショウ)・コンクリートブロック床・聖牛(ヒジリウシ、セイギュウ)・蛇籠(ジャカゴ)・テトラポッドなどがある。

切符制【きっぷせい】

[経]貨幣のほかに切符がないと購入できない制度。はいきゅうせい(配給制)。
第二次世界大戦中、生活必需品が不足し、1940.6.(昭和15)マッチ・砂糖、冬には木炭などが、1941(昭和16)主食が、1942(昭和17)衣類が、切符制になる。

統制派【とうせいは】

[歴]陸軍内部の一派閥。
官僚・財界と協調して合法的に国家改造を行なおうとし、昭和維新による直接行動を目指す「皇道派」と対立していた。1935年(昭和10年)統制派の永田鉄山(テツザン)軍務局長が、皇道派の相沢三郎中佐に刺殺される(永田事件)。

骨品制【こっぴんせい】

[歴]古代朝鮮、新羅(シラギ)の社会制度。
骨品と呼ぶ五段階の世襲身分制で、異なる骨品では通婚せず、この身分により位階・官職・生活様式などが厳密に区別・制限されていた。
「骨品制度」、とも、単に「骨品」とも呼ぶ。

文字コード

「制」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「制」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。