噴とは、ふく/吐く/激しくふき出すなどの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、口部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 噴 | |
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読み | 音読み | フン 《外》ホン |
訓読み | ふ(く) 《外》は(く) |
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部首 | 口部 | |
画数 | 総画数 | 15画 |
部首内画数 | 口部12画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『噴』の字には少なくとも、噴・ 噴・ 噴く・ 噴くの4種の読み方が存在する。
意味
熟語
噴気孔【ふんきこう】
[地]火山活動によって、火山ガスなどを噴き出している穴や割れ目。
噴気ガスはマグマから揮発成分が遊離したもので、炭酸ガス(carbondioxide)・亜硫酸ガス(sulfurdioxide)・硫化水素(hydrogensulfide)・水蒸気などを含む。
「フュマロール」、「フューマロール」、「フマロール」とも呼ぶ。
噴火湾【ふんかわん】
[Romaji]FunkaWan
[地]北海道南西部、内浦湾(ウチウラワン)の別称。うちうらわん(内浦湾)
。
噴雪花【ふんせつか】
[植]ユキヤナギ(雪柳)の漢名。
ゆきやなぎ(ユキヤナギ、雪柳)
。
水メタノール噴射【みずめたのーるふんしゃ】
[英語]Water-MetanolInjection
[空]エンジン出力を増加させる方法の一つ。多くの燃料を燃焼させるため、水または水とメタノールの混合液をエンジンの圧縮機や燃焼室内部に噴射し気化させて吸入空気温度やタービン入り口温度を下げることにより、空気密度が増し、その分だけ多くの燃料を燃焼させエンジン出力が増加する。YS-11では約18.6%の出力増加が得られる。
宝永噴火【ほうえいふんか】
[歴]1707.12.16~1708.1.1(宝永4.11.23~宝永4.12.9)富士山の最大級の大噴火。ほうえいじしん(宝永地震)、じょうがんふんか(貞観噴火)。
。
文字コード
「噴」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5674 |
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JISX0213 | 1-42-14 |
戸籍統一文字番号 2 | 049680 |
住基ネット統一文字 | J+5674 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「噴」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「噴」についての総括
- 噴の画数 :15画
- 噴の部首 : 口
- 噴の読み方:ホン・フン・ふく・はく
- 噴の意味 :ふく/吐く/激しくふき出す
以上で「噴」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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