「基」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、もと/もとい/根本/土台などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、土部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「基」
字体
読み 音読み
訓読み 《中》もと
《高》もとい
部首 土部
画数 総画数 11画
部首内画数 土部8画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検6級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

基_書き方
基の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、もといもとの3種の読み方が存在する。

意味

  1. もと。もとい。根本。土台。「基金・基準・基礎・基地・基調・基盤・基本・開基」
  2. もとづく。とする。根拠となる。「基因」
  3. 《化学》化学変化するつの原子のような反応をする原子団。「塩基・水酸基・硫酸基・メチル・シアン基」
  4. 仏像・灯籠・墓石・機械などえられたえる。類義語:「仏塔一基・発射台一基」
基【き】
[中国語]Ji

  • [人]中国唐代の学僧・法相宗(ホッソウシュウ)の祖(632~682)。
    諡号(シゴウ)は慈恩大師(Ci’enDashi)(ジオンダイシ)。
    玄奘(Xuanzang)(ゲンジョウ)の弟子。
    「基法師(JiFashi)(キホウシ)」とも尊称され、また一般には「窺基(Kuiji)(キキ)」とも呼ぶ。ほっそうしゅう(法相宗)。
  • 熟語

    基【き】

    [中国語]Ji

    [人]中国唐代の学僧・法相宗(ホッソウシュウ)の祖(632~682)。
    諡号(シゴウ)は慈恩大師(Ci’enDashi)(ジオンダイシ)。
    玄奘(Xuanzang)(ゲンジョウ)の弟子。

    窺基【きき】

    [中国語]Kuiji

    [人]き(基)

    基礎【きそ】

    [Romaji]kiso

    [建]建築物・構造物などの重量物を支えるために据(ス)える土台。
    (転じて)物事を成立させるに必要な事柄。
    [建]石灯籠の竿石(サオイシ)を据える土台石。

    雄基【ゆうき】

    [朝鮮語]Unggi

    [歴]ゆうきし(雄基市)

    主基殿【すきでん】

    大嘗宮(ダイジョウキュウ)の一つ。大嘗祭(ダイジョウサイ)に用いられる西の宮殿。だいじょうさい(大嘗祭)。

    文字コード

    「基」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「基」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+57FA
    JISX0213 1-20-80
    戸籍統一文字番号 2 059320
    住基ネット統一文字 J+57FA

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「基」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 1564
    新大字典4 講談社 2672
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1945
    大漢和辞典6 7 大修館書店 5197
    大漢語林8 大修館書店 1901

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第5学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第5学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第5学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「基」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「基」についての総括
    1. 基の画数 :11画
    2. 基の部首 : 土
    3. 基の読み方:キ・もとい・もと
    4. 基の意味 :もと/もとい/根本/土台
    以上で「基」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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