座とは、すわる場所/席/集いの席などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、广部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 座 | |
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読み | 音読み | ザ 《外》サ |
訓読み | 《中》すわ(る) 《外》いま(す) |
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部首 | 广部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 广部7画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『座』の字には少なくとも、座・ 座・ 座る・ 座すの4種の読み方が存在する。
意味
- すわる場所。席。集いの席。「座位・座興・座席・座談・座右・一座・上座・講座・首座・即座・中座・当座・下座・末座・満座」
- すわること。「座業・座高・座禅・正座・静座・土下座(どげざ)」
- おさまる地位。位。「王座・玉座」
- 物を置くための台。「台座・砲座」
- 神仏を置くための場所。「遷座・鎮座」
- 中世の商工業の同業組合。「材木座」
- 江戸時代に金銭貨幣を鋳造した公設機関。「金座・銀座」
- 能楽・歌舞伎などの興行団体。「座員・座頭・一座・大和四座」
- 寄席や劇場などの興行場所・舞台。「座元・座本・高座・前座・江戸三座」
- 星の宿り。星の集まり。「星座・乙女座・水瓶座」
- 神仏の像、神社などを数える語。類義語:基「菩薩像一座」
- います。「ある、いる」の尊敬語。「御座います・御座る」
- 座【ざ】
-
[英語](単数形)locus/(複数形)loci
- [生]遺伝子座(genelocus)の略称。
いでんしざ(遺伝子座) - [生]遺伝子座(genelocus)の略称。
- 座【ざ】
-
- 座る場所・席(セキ)・座席(ザセキ)。
熟語
四字熟語
「座」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
座食逸飽 | 座薪懸胆 |
座【ざ】
座る場所・席(セキ)・座席(ザセキ)。
。
座【ざ】
[英語](単数形)locus/(複数形)loci
[生]遺伝子座(genelocus)の略称。いでんしざ(遺伝子座)
。
座主【ざす】
「一座の主」の意味。
[仏]寺の事務を総理する僧職の首座。[仏]本山の寺の主席の僧。
矢座【やざ】
[羅]Sagitta(サギタ)
[天]北天の星座の一つ。8月下旬~9月中旬の夕刻に南中する、矢印形の小星座。
天の川中、鷲座(Aquila)の北、小狐座(Vulpecula)の南に、四等星4個が矢の形に並んでいる。
座間【ざま】
[Romaji]Zama
ざまし(座間市)
[交]ざまえき(座間駅)
。
文字コード
「座」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5EA7 |
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JISX0213 | 1-26-34 |
戸籍統一文字番号 2 | 105420 |
住基ネット統一文字 | J+5EA7 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2511 |
新大字典4 | 講談社 | 4369 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3130 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 9319 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3047 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「座」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「座」についての総括
- 座の画数 :10画
- 座の部首 : 广
- 座の読み方:ザ・サ・すわる・います
- 座の意味 :すわる場所/席/集いの席
以上で「座」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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