婆とは、ばば/年をとった母・女性/老いた女の人などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、女部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 婆 | |
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読み | 音読み | バ 《外》ハ |
訓読み | 《外》ばば | |
部首 | 女部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 女部8画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『婆』の字には少なくとも、婆・ 婆・ 婆の3種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「婆」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
苦口婆心 |
耆婆【ぎば】
[梵]JivakaKomarabhacca(ジーバカ・コーマーラバッチャ)、[中国語]Qipo(耆婆)
[人]古代インド、マガダ国の首都王舎城(オウシャジョウ)に住んでいた小児科の名医。頻婆娑羅王(ビンバシャラオウ)(ビンビサーラ王)(KingBimbisara)の王子(母は娼婦)とも、アバヤ王子(PrinceAbhaya)と娼婦の間の子ともいう。
古代都市タキシラ(Taxila)でピンガラ(Pingala)から医学を学ぶ。
産婆【さんば】
[英語](単数形)midwife/(複数形)midwives
[古]出産の介助(カイジョ)をして新生児を取り上げことを職業とする女性。昔は出産経験の豊かな年を取った婦人が行っていた。
愛称は「お産婆さん」。
娑婆【しゃば】
[梵]saha(サハー)
[仏]この世、人間界。内には煩悩を、外には寒暑風雨などの苦悩を、忍受しなければならない国土のこと。六道の者の雑居するところ。
優婆夷【うばい】
[梵]upasika(ウパーシカー)
[仏]在家のまま三宝に帰依し、五戒を受けた信者の女子。出家すると比丘尼(ビクニ)と呼ばれる。男子は「優婆塞(ウバソク)」と呼ぶ。
婆耶羅【ばやら】
[仏]はいら(波夷羅)
。
文字コード
「婆」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5A46 |
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JISX0213 | 1-39-44 |
戸籍統一文字番号 2 | 072970 |
住基ネット統一文字 | J+5A46 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 1904 |
新大字典4 | 講談社 | 3215 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2372 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 6390 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2324 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「婆」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「婆」についての総括
- 婆の画数 :11画
- 婆の部首 : 女
- 婆の読み方:バ・ハ・ばば
- 婆の意味 :ばば/年をとった母・女性/老いた女の人
以上で「婆」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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