「宛」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あて/あてる/あてはめるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、宀部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「宛」
字体
読み 音読み 《外》エン
《外》ウツ
《外》オン
《外》ウチ
訓読み (てる)
《外》あたか()
《外》あて
《外》さなが()
《外》ずつ
部首 宀部
画数 総画数 8画
部首内画数 宀部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

宛_書き方
宛の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、オンエンウツウチずつ宛らさながらあて宛もあたかも宛てるあてるの9種の読み方が存在する。

意味

  1. あて。あてる。あてはめる。「宛先」
  2. ずつ。しい分量がされること。「十人宛集まる・し宛食べる」
  3. あたかも。さながら。「宛然」 ④曲がる。くねらせる。「宛延」「宛転」

熟語

大宛【だいえん】

[中国語]Dawan

[歴]中央アジア南東部のフェルガナ(Fargana)地方の、漢代の中国人による名称。
前漢の武帝の代、張騫(ZhangQian)(チョウ・ケン)によって知られる。武帝の命で武将李広利(LiGuangli)(リ・コウリ)が遠征(BC.104~BC.102)し、大宛国を攻めて国都を陥落させ、地方特産の駿馬(シュンメ)汗血馬(カンケツバ)を得る。

宛名広告【あてなこうこく】

[英語]directmail

[経]だいれくとめーる(ダイレクトメール、ダイレクト・メール)

文字コード

「宛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「宛」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5B9B
JISX0213 1-16-24
戸籍統一文字番号 2 080810
住基ネット統一文字 J+5B9B

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「宛」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2052
新大字典4 講談社 3471
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2540
大漢和辞典6 7 大修館書店 7110
大漢語林8 大修館書店 2495

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「宛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「宛」についての総括
  1. 宛の画数 :8画
  2. 宛の部首 : 宀
  3. 宛の読み方:オン・エン・ウツ・ウチ・ずつ・さながら・あて・あたかも・あてる
  4. 宛の意味 :あて/あてる/あてはめる
以上で「宛」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。