「悔」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「悔」については「悔(漢字)」をご覧ください。

とは、くいる/くやむ/悔しく思う/人の死を残念に思う/悔い改める/くいなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「悔」
字体
読み 音読み カイ
《外》
訓読み (いる)
(やむ)
くや(しい)
部首 心部
画数 総画数 9画
部首内画数 心部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「悔」
字体
画数 10画
Unicode U+FA3D
JISX0213 1-84-48

書き方・読み方

書き方

悔_書き方
悔の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、カイ悔しいくやしい悔やむくやむ悔いるくいるの5種の読み方が存在する。

意味

  1. くいる。くやむ。しくう。を残念にう。める。くい。「悔過・悔悟・悔恨・悔悛・懺悔(ざんげ)・後悔」

熟語

四字熟語

「悔」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「悔」が入る四字熟語
悔悟憤発かいごふんぱつ 南華之悔なんかのくい

懺悔【さんげ】

[仏]過去の罪過を自覚し悔(ク)い改めること。
隠して置きたいという小我(ショウガ)を否定し、魂(タマシイ)の奥の真我(シンガ)を浮かび上がらせること。ふさつ(布薩)。

懺悔【ざんげ】

[宗](キリスト教)過去の悪事・罪状を神に告白し、自ら悔(ク)い改めること。
仏教の「懺悔(サンゲ)」と区別するため「ざんげ」と読む。
英語:ペニテンス(penitence)。

懺悔滅罪【さんげめつざい】

[仏]懺悔の功徳(クドク)によって一切の罪業(ザイゴウ)を消滅させること。
他力ではなく、悪業を自覚・反省し、改めることを誓い、正しい道へ向かうよう積極的に努力すること。

悔恨【かいこん】

あやまちを後悔して残念に思うこと。
悔恨の情にかられる

懺悔経【さんげきょう】

[仏]『観普賢経(カンフゲンキョウ)』の別称。

文字コード

「悔」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「悔」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6094
JISX0213 1-18-89
戸籍統一文字番号 2 119180
住基ネット統一文字 J+6094

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「悔」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2816
新大字典4 講談社 4832
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3490
大漢和辞典6 7 大修館書店 10617’
大漢語林8 大修館書店 3499

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「悔」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「悔」についての総括
  1. 悔の画数 :9画
  2. 悔の部首 : 心
  3. 悔の読み方:ケ・カイ・くやしい・くやむ・くいる
  4. 悔の意味 :くいる/くやむ/悔しく思う/人の死を残念に思う/悔い改める/くい
以上で「悔」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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