「惨」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「慘」については「慘(漢字)」をご覧ください。

とは、サン/みじめ/いたましい/心が痛むなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「惨」
字体
読み 音読み サン
《外》シン
《高》ザン
訓読み 《高》みじ()
《外》いた(ましい)
《外》いた()
《外》むご()
部首 心部
画数 総画数 11画
部首内画数 心部8画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「慘」
字体
画数 14画
Unicode U+6158
JISX0213 1-56-46

書き方・読み方

書き方

惨_書き方
惨の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、シンザンサン惨いむごい惨めみじめ惨むいたむ惨ましいいたましいの7種の読み方が存在する。

意味

  1. サン。みじめ。いたましい。む。「惨禍・惨苦・惨敗(ざんぱい)・惨落・悲惨」
  2. ザン。むごい。「惨虐・惨劇(さんげき)・惨刻・惨酷・惨殺・惨死・惨忍・惨烈(さんれつ)」

熟語

四字熟語

「惨」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「惨」が入る四字熟語
苦心惨憺くしんさんたん

惨い/酷い【むごい】

[形]残酷である、無慈悲である。
元寇の「蒙古(モンゴ)い」からできたという俗説がある。むくりこくり(むくりこくり、蒙古高句麗)。

文字コード

「惨」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「惨」の文字コード一覧
Unicode 1 U+60E8
JISX0213 1-27-20
戸籍統一文字番号 2 121610
住基ネット統一文字 J+60E8

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「惨」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 2904
新大字典4 講談社 4937
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3583
大漢和辞典6 7 大修館書店 10850
大漢語林8 大修館書店 3565

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「惨」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「惨」についての総括
  1. 惨の画数 :11画
  2. 惨の部首 : 心
  3. 惨の読み方:シン・ザン・サン・むごい・みじめ・いたむ・いたましい
  4. 惨の意味 :サン/みじめ/いたましい/心が痛む
以上で「惨」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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