痛とは、体がいたむ/傷を負うなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、疒部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 痛 | |
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読み | 音読み | ツウ 《外》トウ 《外》ツ |
訓読み | いた(い) いた(む) いた(める) 《外》いた(わしい) 《外》や(める) |
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部首 | 疒部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 疒部7画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『痛』の字には少なくとも、痛・ 痛・ 痛・ 痛める・ 痛わしい・ 痛める・ 痛む・ 痛いの8種の読み方が存在する。
意味
- 体がいたむ。傷を負う。「痛覚・激痛・劇痛・苦痛・頭痛・鎮痛・疼痛(とうつう)・鈍痛・痛風・腹痛・陣痛・腰痛・関節痛・筋肉痛・神経痛・生理痛」
- 心がいたむ。苦しむ。悩む。悲しむ。哀しむ。悼む。「痛恨・心痛・沈痛・悲痛・痛嘆・痛恨・痛惜・痛憤」
- いたく。非常に。激しい。大いに。甚だしい。「痛飲・痛快・痛烈」
熟語
四字熟語
「痛」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
痛定思痛 | 痛烈無比 |
歯痛【しつう】
はいた(歯痛)
。
痛車【いたしゃ】
[俗][交]アニメ・キャラのステッカーを貼った乗用車。いたい(イタい、痛い)。
語源は、いたずら書きの車とも、周囲の人の冷たい視線が痛いからとも、イタ車からとも。
痛足山【あなしやま】
[Romaji]AnashiYama
[地]まきむくやま(巻向山、纏向山)。
偏頭痛【へんづつう】
[病]へんずつう(偏頭痛)
。
イタい/痛い【いたい】
[俗](自分が)恥ずかしい・情けない。辛(ツライ)い。いたしゃ(痛車)。
文字コード
「痛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+75DB |
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JISX0213 | 1-36-43 |
戸籍統一文字番号 2 | 248840 |
住基ネット統一文字 | J+75DB |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 6168 |
新大字典4 | 講談社 | 10326 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7486 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 22195 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7296 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「痛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「痛」についての総括
- 痛の画数 :12画
- 痛の部首 : 疒
- 痛の読み方:トウ・ツウ・ツ・やめる・いたわしい・いためる・いたむ・いたい
- 痛の意味 :体がいたむ/傷を負う
以上で「痛」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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