懇とは、ねんごろ/親しくする/打ち解ける/丁寧なさま/真心を尽くすなどの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 懇 | |
---|---|---|
読み | 音読み | コン |
訓読み | 《高》ねんご(ろ) | |
部首 | 心部 | |
画数 | 総画数 | 17画 |
部首内画数 | 心部13画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『懇』の字には少なくとも、懇・ 懇ろの2種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「懇」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
懇到切至 |
文芸懇話会【ぶんげいこんわかい】
[歴]参照けいほきょく(警保局)1934年(昭和9年)1月29日内務省警保局局長松本学・直木三十五ら文芸懇話会結成のため初会合し、3.29結成。1936年(昭和11年)1月機関紙「文芸懇話会」、創刊。1937年(昭和12年)7月16日解散。
文字コード
「懇」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+61C7 |
---|---|
JISX0213 | 1-26-09 |
戸籍統一文字番号 2 | 127870 |
住基ネット統一文字 | J+61C7 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3104 |
新大字典4 | 講談社 | 5218 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3791 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 11326 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3425 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「懇」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「懇」についての総括
- 懇の画数 :17画
- 懇の部首 : 心
- 懇の読み方:コン・ねんごろ
- 懇の意味 :ねんごろ/親しくする/打ち解ける/丁寧なさま/真心を尽くす
以上で「懇」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。