「手」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、て/人体の肩、腕もしくは手首から先の部分などの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、手部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「手」
字体
読み 音読み シュ
《外》シュウ
《外》
訓読み
《中》
部首 手部
画数 総画数 4画
部首内画数 手部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検10級
日本語能力検定 JLPT N4

書き方・読み方

書き方

手_書き方
手の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、シュウシュの5種の読み方が存在する。

意味

  1. て。人体のもしくは手首からの部分。「手芸・手工・手足・手套(しゅとう)・手腕・握手・挙手・触手・隻手・双手・着手・敵手・徒手・毒手・入手・拍手・落手・手相(てそう)」
  2. てずから。ら。「手記・手芸・手書」
  3. てなみ。腕前。やり。「手段・手法・悪手・応手・凡手・魔手・妙手・老手」
  4. あるれた人間。専門家。「国手・名手・上手(じょうず)」
  5. てにする。つ。「手剣・手燭(しゅしょく)・入手・手綱(たづな)」
  6. ある仕事をもつ人間。「駅手・歌手・騎手・旗手・技手・鼓手・助手・選手・舵手(だしゅ)・砲手」

熟語

四字熟語

「手」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。

「手」が入る四字熟語
袖手傍観しゅうしゅぼうかん 手舞足踏しゅぶそくとう 赤手空拳せきしゅくうけん
先手必勝せんてひっしょう 徒手空拳としゅくうけん 拍手喝采はくしゅかっさい
無手勝流むてかつりゅう

叉手【さす】

[中国語]chashou

さしゅ(叉手)

手下【てか】

てした(手下)

派手【はで】

色どり・服装・行動などが華やかで人目をひくこと。また、そのさま。
⇔じみ(地味)
程度がはなはだしいこと・けばけばしいこと。

手羽【てば】

[Romaji]teba、[英語]chickenwing

[食]ニワトリ(鶏)の羽の部分。
肉は脂肪が少なく、柔らかい。
羽の先の部分の「手羽先(サキ)(wingtip)」と付け根の部分の「手羽元(モト)(wingstick)」に分けられる。

酒手【さかて】

酒を買う代金。酒代(サカダイ、サカシロ)。
人夫・車夫などに約束の賃金のほかに与える金銭。

文字コード

「手」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「手」の文字コード一覧
Unicode 1 U+624B
JISX0213 1-28-74
戸籍統一文字番号 2 132650
住基ネット統一文字 J+624B

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「手」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3213
新大字典4 講談社 5376
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3898
大漢和辞典6 7 大修館書店 11768
大漢語林8 大修館書店 3787

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第1学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「手」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「手」についての総括
  1. 手の画数 :4画
  2. 手の部首 : 手
  3. 手の読み方:ズ・シュウ・シュ・て・た
  4. 手の意味 :て/人体の肩、腕もしくは手首から先の部分
以上で「手」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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