「拘」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、とらえる/捕まえる/捉えて留めておくなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「拘」
字体
読み 音読み コウ
《外》
《外》キョ
《外》
《外》キョク
《外》コク
訓読み 《外》かか(わる)
《外》こだわ()
《外》とど(める)
《外》とら(える)
部首 手部
画数 総画数 8画
部首内画数 手部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

拘_書き方
拘の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コクコウキョクキョ拘えるとらえる拘めるとどめる拘るこだわる拘わるかかわるの10種の読み方が存在する。

意味

  1. とらえる。まえる。えてめておく。類義語:「拘禁・拘束・拘置」
  2. かかわる。こだわる。物事にわれる。う。「拘泥」

熟語

拘致【こうち】

[梵]koti

[仏]くてい(倶胝)

拘尸那【くしな】

[歴][仏]くしながら(クシナガラ、拘尸那掲羅)

拘胝【こうてい】

[梵]koti

[仏]くてい(倶胝)

拘那含仏【くなごんぶつ】

[梵]Kanakamana(コーナーガマナ)

[仏]過去七仏の一つで、釈尊の2代前生。
「拘那含牟尼仏(クナゴンムニブツ)(Kanakamuni)」とも呼ぶ。かこしちぶつ(過去七仏)。

拘留孫仏【くるそんぶつ】

[梵]Krakucchanda

[仏]過去七仏の一つで、釈尊の3代前生。かこしちぶつ(過去七仏)。

文字コード

「拘」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「拘」の文字コード一覧
Unicode 1 U+62D8
JISX0213 1-25-20
戸籍統一文字番号 2 134530
住基ネット統一文字 J+62D8

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「拘」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3274
新大字典4 講談社 5500
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3967
大漢和辞典6 7 大修館書店 11963
大漢語林8 大修館書店 3891

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「拘」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「拘」についての総括
  1. 拘の画数 :8画
  2. 拘の部首 : 手
  3. 拘の読み方:ゴ・コク・コウ・ク・キョク・キョ・とらえる・とどめる・こだわる・かかわる
  4. 拘の意味 :とらえる/捕まえる/捉えて留めておく
以上で「拘」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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