控とは、差し引く/除く/引き去るなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 控 | |
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読み | 音読み | 《外》ク 《高》コウ |
訓読み | ひか(える) 《外》つ(げる) 《外》のぞ(く) |
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部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 手部8画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『控』の字には少なくとも、控・ 控・ 控える・ 控く・ 控げるの5種の読み方が存在する。
意味
熟語
控え板【ひかえいた】
[英語]gusset
[建]がせっと(ガセット)。
控壁/控え壁【ひかえかべ】
[英語]buttress
[建]石壁や煉瓦壁(レンガカベ)を安定させて倒壊を防ぐため、壁から柱状に直角に突き出す構造を持った補強壁。ゴシック建築などで多く用いられる。
「バットレス」とも呼ぶ。
控櫓/控え櫓【ひかえやぐら】
[歴][劇]江戸時代、幕府公認の江戸三座(中村座・市村座・森田座)に支障があって興行(コウギョウ)不可能な場合に限り、代わって興行を認められた座。
「代櫓(カエヤグラ)」、「仮櫓(カリヤグラ)」とも呼ぶ。
中村座には都座、市村座には村山座・桐座、森田座には河原崎座(カワラサキザ)が定められていた。
銭形平次捕物控【ぜにがたへいじとりものひかえ】
[文]野村胡堂(コドウ)(1882~1963)の時代小説。1931年(昭和6年)4月「オール読物」、第一話を掲載。
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文字コード
「控」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+63A7 |
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JISX0213 | 1-25-21 |
戸籍統一文字番号 2 | 137890 |
住基ネット統一文字 | J+63A7 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3396 |
新大字典4 | 講談社 | 5661 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4115 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 12283 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4018 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「控」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「控」についての総括
- 控の画数 :11画
- 控の部首 : 手
- 控の読み方:コウ・ク・ひかえる・のぞく・つげる
- 控の意味 :差し引く/除く/引き去る
以上で「控」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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