告とは、つげる/知らせる/語るなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、口部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 告 | |
---|---|---|
読み | 音読み | コク 《外》コウ 《外》キク |
訓読み | つ(げる) | |
部首 | 口部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 口部4画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『告』の字には少なくとも、告・ 告・ 告・ 告げるの4種の読み方が存在する。
意味
- つげる。知らせる。語る。「告示・告訴・告知・告白・告別・告諭・戒告・勧告・謹告・警告・広告・宣告・忠告・通告・布告・報告・密告・予告」
- 下の立場から上に告げる。申す。「告文(こうもん)・申告」
- 申し出る。訴える。「告訴・原告・被告」
熟語
四字熟語
「告」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
受胎告知 |
訃告【ふこく】
死んだという知らせ。
「訃音(フイン)」、「訃報(フホウ)」、「訃信(フシン)」とも呼ぶ。
。
警告弾【けいこくだん】
信号弾の一種。
警告のために撃つ空砲。
警告のために狙いをそらして撃つ実弾。
受胎告知【じゅたいこくち】
[英語]theAnnunciation
[宗]参照がぶりえる(ガブリエル)、あべまりあ(アベマリア、アベ・マリア)、あんじぇらす(アンジェラス)。
お告げの鐘【おつげのかね】
[英語]Angelusbell
[宗]あんじぇらすのかね(アンジェラスの鐘)。
報告文学【ほうこくぶんがく】
[フランス語]reportage
[文]るぽるたーじゅ(ルポルタージュ)。
文字コード
「告」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+544A |
---|---|
JISX0213 | 1-25-80 |
戸籍統一文字番号 2 | 039110 |
住基ネット統一文字 | J+544A |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 1101 |
新大字典4 | 講談社 | 1828 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1337 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 3381’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1298 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「告」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「告」についての総括
- 告の画数 :7画
- 告の部首 : 口
- 告の読み方:コク・コウ・キク・つげる
- 告の意味 :つげる/知らせる/語る
以上で「告」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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