旋とは、めぐる/巡る/回る/歩いて回るなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、方部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 旋 | |
---|---|---|
読み | 音読み | セン 《外》ゼン |
訓読み | 《外》めぐ(る) | |
部首 | 方部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 方部7画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『旋』の字には少なくとも、旋・ 旋・ 旋るの3種の読み方が存在する。
意味
熟語
螺旋【らせん】
巻貝(マキガイ)の殻(カラ)のように、ぐるぐる旋回(センカイ)した形状。
平面上の螺旋は「スパイラル(spiral)」、空間上の螺旋は「ヘリックス(helix)」と呼ぶ。
螺旋階段
[機]ネジ(螺子)([英語]screw)の別称。
凱旋【がいせん】
[英語]triumphantreturn
戦いに勝って(祖国に)帰ること。
「凱」は「凱歌(勝利の歌)を歌いながら」の意味。
「旋」は「帰る」の意味。
旋頭歌【せどうか】
[文]和歌の一体。
。
凱旋門【がいせんもん】
[英語]triumphalarch
[建]戦勝した将兵の帰還を歓迎するため、主要街路や広場などに建てた門。古代ローマのものではコンスタンチヌス帝やティトゥス帝のものが有名で、その後もそれを模して建てられている。
城壁などとは関係なく、多くは門としての実用性はない。
タレット旋盤【たれっとせんばん】
[英語]turretlathe
[機]工作旋盤の一種。回転できる刃物台(turret)に数個のバイト(刃物)を取り付け、台を順次回転させて刃物を取替えながら工作物を切削(セッサク)し、一回転で複数の工程を能率的に完了する。主に棒状物の大量加工に使用される。
文字コード
「旋」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+65CB |
---|---|
JISX0213 | 1-32-91 |
戸籍統一文字番号 2 | 153390 |
住基ネット統一文字 | J+65CB |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3776 |
新大字典4 | 講談社 | 6319 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4498 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 13656 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4386 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「旋」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「旋」についての総括
- 旋の画数 :11画
- 旋の部首 : 方
- 旋の読み方:ゼン・セン・めぐる
- 旋の意味 :めぐる/巡る/回る/歩いて回る
以上で「旋」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。