板とは、いた/木を平らく切ったもの/薄い木材などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、木部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 板 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ハン バン 《外》ベン |
訓読み | いた | |
部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 木部4画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『板』の字には少なくとも、板・ 板・ 板・ 板の4種の読み方が存在する。
意味
- いた。木を平らく切ったもの。薄い木材。「板金・甲板(かんぱん)・合板・黒板・石板・鉄板・掲示板」
- 版木(はんぎ)。文字を刻した印刷用の木版。類義語:版「板刻・板本(はんぽん)・開板・官板・宋版」
- 鈑(いたがね)の代用字。「板金」
- 《野球》投手板の略称。「降板・登板」
熟語
四字熟語
「板」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
一枚看板 |
板野【いたの】
[Romaji]Itano
いたのぐん(板野郡)
いたのちょう(板野町)
。
戸板【といた】
急場で、けが人・病人や物を載(ノ)せて運ぶために、敷居(シキイ)の溝(ミゾ)から外(ハズ)した雨戸(アマド)。たんか(担架)。
[魚]トイタビラメ(戸板平目)の略称。
塗板【とばん】
こくばん(黒板)
。
矢板【やいた】
[Romaji]Yaita
やいたし(矢板市)
[交]やいたえき(矢板駅)
。
背板【せいた】
[Romaji]seita
[建]丸木(マルキ)(丸太)から板や角材などを挽(ヒ)き割って残った外側の、片面が丸く弓状の板。建築材にはならないが、土留め板や割り箸(バシ)などに用いる。
長さがなかったり、ゆがんだりして使用できないものは「鬢太(ビンタ)」と呼ぶ。
文字コード
「板」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+677F |
---|---|
JISX0213 | 1-40-36 |
戸籍統一文字番号 2 | 163520 |
住基ネット統一文字 | J+677F |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4088 |
新大字典4 | 講談社 | 6790 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4904 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 14518 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4976 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「板」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「板」についての総括
- 板の画数 :8画
- 板の部首 : 木
- 板の読み方:ベン・バン・ハン・いた
- 板の意味 :いた/木を平らく切ったもの/薄い木材
以上で「板」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。