「版」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

版とは、文字や図形を彫った板などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、片部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『版』の字には少なくとも、版ヘン・ 版バン・ 版ハン・ 版ふだ・ 版いたの5種の読み方が存在する。

意味

1. 文字や図形を彫った板。類義語：板「版画・版木・版式・版下(はんした)・版面・鉛版・凹版・活版(かっぱん)・原版・孔版・製版・石版・銅版・凸版(とっぱん)・平版(へいはん)・木版」
2. 本を刷る。書籍を刊行する。「版権・版行・版次・版本・旧版・再版・重版・出版・初版・絶版」
3. 物事を改訂したり別の手法で制作し直す。バージョン。リビジョン。「改訂版・改良版・更新版・最新版・暫定版・正式版・先行版・第二版・日本語版・年度版」
4. 戸籍(こせき)。身分が記された公の台帳。「版籍・版図(はんと)」

熟語

四字熟語

「版」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

土版【どばん】

[歴]縄文時代後期・晩期、主として東日本で作られた土製品。
長径５～20センチメートルの長方形または楕円形で、表裏両面に人面や複雑な文様が施されている。
土偶(ドグウ)から変化した護符的なものと考えられる。

石版【せきばん】

[英語]lithograph

銅版【どうはん】

[英語]copperplate

どうばん(銅版)
。

銅版【どうばん】

[英語]copperplate

銅板に直接彫刻刀や彫刻針で書画を彫って、印刷用の凹版(オウハン)(原版)を作るもの。
「どうはん(銅版)」とも呼ぶ。
腐食銅版(etching)。

組版【くみはん】

[印]参照すてっき(ステッキ)、げら(ゲラ)
。

文字コード

「版」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「版」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。