「染」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、そめる/そまる/布などに色をつける/浸すなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、木部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「染」
字体
読み 音読み 《外》ネン
《外》ゼン
《中》セン
訓読み (まる)
(める)
《高》()
《高》(みる)
部首 木部
水部
画数 総画数 9画
部首内画数 木部5画
水部6画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

染_書き方
染の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ネンゼンセン染めるそめる染まるそまる染みるしみる染みしみの7種の読み方が存在する。

意味

  1. そめる。そまる。などにをつける。す。「染色・染織・染毛・染料・染筆」
  2. そまる。影響をける。「汚染・感染・薫染・伝染」

熟語

染み【しみ】

顔面にできる褐色の色素斑。
老化によって皮膚に現れる褐色の色素斑。

染み【しみ】

色や香りがしみこむこと。
液体などが染み込んで汚(ヨゴ)れること。また、その部分。

捺染【なっせん】

参照いっちんのり(一珍糊、一陳糊)

桑染【くわぞめ】

[色] C=18,M=30,Y=64,B=31。

注染【ちゅうせん】

染色法の一種。
布に型紙を当てて染め残す箇所に防染糊(ボウセンノリ)を塗りった後、柄(ガラ)を合せて布を十数枚重ね、ヤカン(薬缶)を使って上から染液を滲み込ませ、下からはコンプレッサーで吸引して染めるもの。
一番上の布の柄の周囲に糊を厚く盛り上げて土手(ドテ)を作り、染液の異なるヤカンから注(ソソ)ぐことで、多色やグラデーションを描くことも多い。

文字コード

「染」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「染」の文字コード一覧
Unicode 1 U+67D3
JISX0213 1-32-87
戸籍統一文字番号 2 164700
住基ネット統一文字 J+67D3

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「染」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4138
新大字典4 講談社 6868
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4960
大漢和辞典6 7 大修館書店 14621
大漢語林8 大修館書店 5032

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第6学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「染」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「染」についての総括
  1. 染の画数 :9画
  2. 染の部首 : 木,水
  3. 染の読み方:ネン・ゼン・セン・そめる・そまる・しみる・しみ
  4. 染の意味 :そめる/そまる/布などに色をつける/浸す
以上で「染」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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