柔とは、やわらかい/しなやかなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 柔 | |
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読み | 音読み | ジュウ ニュウ 《外》ショ 《外》ニュ |
訓読み | やわ(らか) やわ(らかい) 《外》やさ(しい) 《外》やわ(らげる) |
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部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 木部5画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『柔』の字には少なくとも、柔・ 柔・ 柔・ 柔・ 柔らげる・ 柔らかい・ 柔らか・ 柔しいの8種の読み方が存在する。
意味
- やわらかい。しなやか。類義語:軟 対義語:剛「柔毛・柔軟」
- やわら。武道の一つ。「柔術・柔道」
- 心が穏やか。優しい。おとなしい。「柔順・温柔・柔和(にゅうわ)」
- 心身が弱い。しっかりしていない。「柔弱・優柔不断」
- やわらげる。相手の態度を和らげる。「懐柔」
熟語
四字熟語
「柔」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。
温柔敦厚 | 外柔内剛 | 緩急剛柔 |
内柔外剛 | 優柔不断 |
柔然【じゅうぜん】
[中国語]Rouran
[歴]4~6世紀にモンゴル高原で活躍した、モンゴル系の遊牧民族。また、その国。。
熟田津/柔田津/和多豆【にきたつ】
[Romaji]Nikitatsu
[歴]伊予国、現在の愛媛県松山市道後温泉付近にあった浜辺・船着場。「にきたづ(熟田津)」、「にぎたづ(熟田津)」、「みきたづ(熟田津)」とも呼ぶ。
所在地は確定できず、飽田津(ニキタツ、アキタツ)・就田津とともに伊予の三津の一つとも、また一津三名とも。
柔組織【じゅうそしき】
[英語]parenchyma(パレンキマ)
[植]柔細胞から成る植物組織の総称。植物体の大部分を構成し、同化・貯蔵・分解・分泌などの重要な生理作用を行う。
[動][医]じっしつ(実質)
。
全柔連【ぜんじゅうれん】
[運]全日本柔道連盟の略称。
。
国際柔道連盟【こくさいじゅうどうれんめい】
[英語]InternationalJudoFederation
[運]本部はパリ。略称は「IJF」。1951年(昭和26年)7月ヨーロッパとアルゼンチンで創設。
文字コード
「柔」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+67D4 |
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JISX0213 | 1-29-32 |
戸籍統一文字番号 2 | 164710 |
住基ネット統一文字 | J+67D4 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 4134 |
新大字典4 | 講談社 | 6869 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4957 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「柔」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「柔」についての総括
- 柔の画数 :9画
- 柔の部首 : 木
- 柔の読み方:ニュウ・ニュ・ジュウ・ショ・やわらげる・やわらかい・やわらか・やさしい
- 柔の意味 :やわらかい/しなやか
以上で「柔」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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