「弱」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

弱とは、よわい／力がない／強くないなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、弓部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『弱』の字には少なくとも、弱ニャク・ 弱ジャク・ 弱るよわる・ 弱めるよわめる・ 弱まるよわまる・ 弱いよわいの6種の読み方が存在する。

意味

1. よわい。力がない。強くない。対義語：強「弱者・弱小・弱体・弱点・虚弱・強弱・衰弱・脆弱(ぜいじゃく)・惰弱・軟弱・微弱・病弱・貧弱」
2. 若い。年が少ない。幼い。類義語：若「弱年・弱輩」
3. 二十歳の男子。「弱冠」
4. 端数を切り上げた時に添える語。対義語：強「千本弱」

熟語

四字熟語

「弱」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

弱視【じゃくし】

[病]参照はいようせいじゃくし(廃用性弱視)
。

手弱女【たおやめ】

[古]しなやかな女。しとやかな女。
⇔ますらお(益荒男、大夫、丈夫)
。

精神薄弱【せいしんはくじゃく】

[古][心][病]ちてきしょうがい(知的障害)
。

神経衰弱【しんけいすいじゃく】

([ドイツ語]Neurasthenie)神経症の一種。
過度の疲労や緊張(ストレス)などで心身が消耗し、神経が過敏となっている症状。
神経系統の働きが低下して思考障害・集中困難を伴い、活動の意欲や仕事の能率が低下し、疲労感・脱力感・頭痛・肩こり・不眠などを感じる。

精神衰弱【せいしんすいじゃく】

[病]([フランス語]psychasthenie)フランスの精神医学者ジャネ(PierreJanet)が提唱した概念。
[病]しんけいすいじゃく(神経衰弱)
。

文字コード

「弱」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「弱」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。