「沸」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、わく/わかす/ 感情が高ぶる/込み上げる/心が騒ぐなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「沸」
字体
読み 音読み フツ
《外》
《外》フチ
《外》ハイ
《外》
訓読み (かす)
()
《外》(てる)
《外》にえ
部首 水部
画数 総画数 8画
部首内画数 水部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

沸_書き方
沸の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、フツフチハイ沸くわく沸かすわかすにえ沸てるたてるの9種の読み方が存在する。

意味

  1. わく。わかす。 感情がぶる。げる。ぐ。「沸沸・沸声」
  2. にえ。などがる。「沸点・沸騰・煮沸」

熟語

四字熟語

「沸」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「沸」が入る四字熟語
抽薪止沸ちゅうしんしふつ

茶沸し/茶沸【ちゃわかし】

ちゃがま(茶釜)
(種子島で)継母(ママハハ)を指す方言。

沸騰水型軽水炉【ふっとうすいがたけいすいろ】

[英語]boilingwaterreactor

[原]減速・冷却材として軽水を使う軽水炉の炉型の一方式。
炉心で軽水を加熱させ、発生した水蒸気を炉外へ導(ミチビ)き直接発電タービンを回し、冷却して再び炉内へ循環させるもの。
加圧水型より構造は単純であるが、シュラウド(炉心隔壁)と呼ばれる特殊構造をもつ。

文字コード

「沸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「沸」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6CB8
JISX0213 1-42-08
戸籍統一文字番号 2 194900
住基ネット統一文字 J+6CB8

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「沸」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4906
新大字典4 講談社 8296
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5941
大漢和辞典6 7 大修館書店 17251
大漢語林8 大修館書店 5899

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「沸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「沸」についての総括
  1. 沸の画数 :8画
  2. 沸の部首 : 水
  3. 沸の読み方:ヘ・フツ・フチ・ヒ・ハイ・わく・わかす・にえ・たてる
  4. 沸の意味 :わく/わかす/ 感情が高ぶる/込み上げる/心が騒ぐ
以上で「沸」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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