登とは、のぼる/高い所に上がる/物の上に乗るなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、癶部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 登 | |
---|---|---|
読み | 音読み | トウ ト 《外》チョク 《外》チキ |
訓読み | のぼ(る) | |
部首 | 癶部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 癶部7画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『登』の字には少なくとも、登・ 登・ 登・ 登・ 登るの5種の読み方が存在する。
意味
- のぼる。高い所に上がる。物の上に乗る。「登場・登壇・登頂・登板・登山(とざん)」
- 高い地位・位に就く。人を引きあげて用いる。「登極・登第・登用・登竜門」
- 公の場所へ行く。「登院・登校・登庁・登城(とじょう)」
- 書類に載せる。「登記・登載・登録」
熟語
四字熟語
「登」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
羽化登仙 |
登呂【とろ】
[Romaji]Toro
静岡県静岡市南部の地名。
[歴]とろいせき(登呂遺跡)
。
登米【とめ】
[Romaji]Tome
とめし(登米市)
[古]とめぐん(登米郡)
[歴]とめけん(登米県)
「登米町」は「とよままち」。
。
能登【のと】
[Romaji]Noto
[歴]旧国名。北陸道の一国。現在の石川県の北部。登仙【とうせん】
天に登って仙人になること。
貴人の死去の敬語。
天子の死去は「崩御(ホウギョ)」、「晏駕(アンガ)」とも呼ぶ。
登攀【とうはん】
よじのぼる(攀じ登る)
。
文字コード
「登」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+767B |
---|---|
JISX0213 | 1-37-48 |
戸籍統一文字番号 2 | 253850 |
住基ネット統一文字 | J+767B |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 6276 |
新大字典4 | 講談社 | 10481 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7619 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 22668 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7409 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「登」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「登」についての総括
- 登の画数 :12画
- 登の部首 : 癶
- 登の読み方:トウ・ト・チョク・チキ・のぼる
- 登の意味 :のぼる/高い所に上がる/物の上に乗る
以上で「登」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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