盛とは、さかん/さかる/勢いが強い/もり立てるなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、皿部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 盛 | |
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読み | 音読み | 《中》セイ 《高》ジョウ |
訓読み | も(る) 《中》さか(る) 《中》さか(ん) |
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部首 | 皿部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 皿部6画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『盛』の字には少なくとも、盛・ 盛・ 盛る・ 盛ん・ 盛るの5種の読み方が存在する。
意味
- さかん。さかる。勢いが強い。もり立てる。「盛会・盛儀・盛挙・盛況・盛業・盛時・盛事・盛暑・盛衰・盛装・盛大・盛典・盛年・盛名・殷盛(いんせい)・旺盛(おうせい)・全盛・隆盛・繁盛(はんじょう)・盛者(じょうしゃ)」
- もる。器のなかに入れる。高く積みあげる。「粢盛(しせい)・大盛(おおもり)・特盛(とくもり)」
熟語
四字熟語
「盛」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。
栄枯盛衰 | 五蘊盛苦 | 五陰盛苦 |
盛者必衰 | 盛徳大業 |
盛夏【せいか】
[気]夏の暑いさかり。真夏(マナツ)。
。
石盛【こくもり】
[歴]江戸時代、田畑の反当りの標準収穫高を定めること。またはその数。
検地によって田畑を上・中・下・下々の四等級に分け、石高の決定や年貢徴収の基準とする。
敦盛【あつもり】
[人]『人名辞典』たいらのあつもり(平敦盛)
[楽]能の曲名。二番目物。世阿弥作の修羅物。
熱盛【あつもり】
[食]熱盛蕎麦(アツモリソバ)の略。
あつもりそば(熱盛蕎麦、敦盛蕎麦)
。
盛土/盛り土【もりど】
[Romaji]morido、[英語]embankment/banking
[建]所定の高さにするため、低い地面の上に土を盛って高くすること。また、その盛った土。土は周囲の高い地面を切り取ったものや、他所からの土を使用する。
文字コード
「盛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+76DB |
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JISX0213 | 1-32-25 |
戸籍統一文字番号 2 | 257420 |
住基ネット統一文字 | J+76DB |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 6344 |
新大字典4 | 講談社 | 10585 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7686 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 23001’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7482 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「盛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「盛」についての総括
- 盛の画数 :11画
- 盛の部首 : 皿
- 盛の読み方:セイ・ジョウ・もる・さかん・さかる
- 盛の意味 :さかん/さかる/勢いが強い/もり立てる
以上で「盛」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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