「繭」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、蚕などが口から吐いた糸でできた殻/絹の原料などの意味をもつ漢字。18画の画数をもち、糸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「繭」
字体
読み 音読み 《高》ケン
訓読み まゆ
部首 糸部
画数 総画数 18画
部首内画数 糸部12画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

繭_書き方
繭の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ケンまゆの2種の読み方が存在する。

意味

  1. などがからいたでできたの原料。
    • ケン。「繭糸・繭紬(けんちゅう)・蚕繭・生繭(せいけん)」
    • まゆ。「繭玉」

熟語

生繭【きまゆ】

[農]せいけん(生繭)

乾繭/干繭【かんけん】

[農]生の繭(マユ)を保存できるように熱処理して内部の蛹(サナギ)を殺し、乾燥器で乾燥させること。また、乾燥した繭。
生糸(キイト)の原料となり、乾繭2.5トンから生糸が1トン得られる。

まい玉/繭玉【まいだま】

まゆだま(まゆ玉、繭玉)

ヤママユガ/山繭蛾【やままゆが】

[昆]やままゆ(ヤママユ、山繭、天蚕)

ヤママユ/山繭/天蚕【やままゆ】

[英語]wildsilkworm、[学名]Antheraeayamamai

[昆]鱗翅目(リンシモク)(チョウ目)(Lepidoptera)ヤママユガ科(Saturniidae)ヤママユ属(Antheraea)のガ(蛾)。
野蚕(ヤサン)の一種。
開張115~150ミリメートル。

文字コード

「繭」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「繭」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7E6D
JISX0213 1-43-90
戸籍統一文字番号 2 312200
住基ネット統一文字 J+7E6D

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「繭」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 7537
新大字典4 講談社 12465
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9154
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 8844

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「繭」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「繭」についての総括
  1. 繭の画数 :18画
  2. 繭の部首 : 糸
  3. 繭の読み方:ケン・まゆ
  4. 繭の意味 :蚕などが口から吐いた糸でできた殻/絹の原料
以上で「繭」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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