就とは、つく/仕事や役割につく/とりかかるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、尢部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 就 | |
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読み | 音読み | シュウ 《高》ジュ |
訓読み | 《中》つ(く) 《中》つ(ける) 《外》な(す) 《外》な(る) |
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部首 | 尢部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 尢部9画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『就』の字には少なくとも、就・ 就・ 就る・ 就す・ 就ける・ 就くの6種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「就」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
去華就実 | 心願成就 | 大願成就 |
縛に就く【ばくにつく】
(人が)縛(シバ)られること。
(転じて、官憲などに)捕(ツカ)まること・逮捕(タイホ)されること。
。
鳥屋に就く【とやにつく】
鳥(タカやニワトリなど)が夏の終わりに冬毛に抜け替わる間、鳥屋(トヤ)と呼ばれる小屋に籠もっていること。
ニワトリなどが産卵のために巣に籠もること。
遊女などが梅毒を患(ワズラ)い、髪の毛が抜け落ちて薄くなること。
就籍【しゅうせき】
[法]出生届けをしなかった場合や戸籍の記載もれなどによる無籍の人が、届け出をして戸籍に記載されること。
。
就中【なかんずく】
[副]その内とりわけ。特に。
「中に就(ツ)く」の音便。
集団就職列車【しゅうだんしゅうしょくれっしゃ】
[歴]しゅうしょくれっしゃ(就職列車)
。
文字コード
「就」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5C31 |
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JISX0213 | 1-29-02 |
戸籍統一文字番号 2 | 086370 |
住基ネット統一文字 | J+5C31 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2169 |
新大字典4 | 講談社 | 3673 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2676 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 7599 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2643 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「就」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「就」についての総括
- 就の画数 :12画
- 就の部首 : 尢
- 就の読み方:ジュ・シュウ・なる・なす・つける・つく
- 就の意味 :つく/仕事や役割につく/とりかかる
以上で「就」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
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