得とは、える/手に入れるなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、彳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 得 | |
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読み | 音読み | トク |
訓読み | え(る) 《中》う(る) |
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部首 | 彳部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 彳部8画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『得』の字には少なくとも、得・ 得る・ 得るの3種の読み方が存在する。
意味
- える。手に入れる。対義語:失「得点・得票・獲得・既得・取得・拾得・所得」
- 理解する。分かる。悟る。「得意・得心・得道・修得・会得(えとく)・習得・感得・自得・説得・体得・独得・納得(なっとく)」
- とく。儲け。利を得る。類義語:徳 対義語:損「得策・損得・役得・欲得・利得」
熟語
四字熟語
「得」の漢字を語中にもつ四字熟語8種を表にまとめる。
一挙両得 | 一得一失 | 禍福得喪 |
愚者一得 | 自業自得 | 得意満面 |
不労所得 | 利害得失 |
見得【みえ】
見得を切る
。
拾得【じっとく】
[中国語]Shide
[人]中国唐代、8~9世紀の高僧・詩人。生没年不祥で、普賢菩薩の化身とされる。かんざん(寒山)。有徳/有得【うとく】
徳をそなえていること。徳行のすぐれているさま。
財産があって、暮らしが豊かなこと。
抗える/抗得る【あらがえる】
逆(サカ)らうことができる。抵抗できる。
。
ゲーテ/瓜得/我義的【げーて】
JohannWolfgangvonGoethe(ヨハン・ゲーテ)
[人]ドイツの作家・詩人・政治家・自然科学者・美術研究家(1749~1832)。ワイマール公国で十年の政治家生活を送る。
解剖学・形態学・色彩論などを研究。
文字コード
「得」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5F97 |
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JISX0213 | 1-38-32 |
戸籍統一文字番号 2 | 114560 |
住基ネット統一文字 | J+5F97 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 2708 |
新大字典4 | 講談社 | 4676 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3370 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 10137 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3258 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「得」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「得」についての総括
- 得の画数 :11画
- 得の部首 : 彳
- 得の読み方:トク・える・うる
- 得の意味 :える/手に入れる
以上で「得」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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