異体字「懲」については「懲(漢字)」をご覧ください。
懲とは、こりる/こらす/こらしめる/痛い目に合わせて猛省させるなどの意味をもつ漢字。18画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 懲 | |
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読み | 音読み | チョウ |
訓読み | こ(らしめる) こ(らす) こ(りる) |
|
部首 | 心部 | |
画数 | 総画数 | 18画 |
部首内画数 | 心部14画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
字体 | 懲 |
---|---|
画数 | 19画 |
Unicode | U+FA40 |
JISX0213 | 1-84-65 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『懲』の字には少なくとも、懲・ 懲りる・ 懲らす・ 懲らしめるの4種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「懲」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
勧善懲悪 |
膺懲【ようちょう】
悪人や敵国を征伐し懲(コ)らすこと。
。
膺懲暴支【ようちょうぼうし】
[中国語]yingchengbao-Zhi
[歴]ぼうしようちょう(暴支膺懲)。
暴支膺懲【ぼうしようちょう】
[中国語]bao-Zhiyingcheng
[歴]日中戦争(支那事変、日支事変)当時の日本のスローガン。「暴れる支那(中国)を打ち懲(コ)らしめる」の意味。
「膺懲暴支」とも呼ぶ。
羹に懲りて膾を吹く/羹に懲りて鱠を吹く/懲羹吹韲【あつものにこりてなますをふく】
[諺]一度失敗したのに懲りて、用心し過ぎること。また、その無益な用心のたとえ。
熱いスープ(羹)でひどい目に遭(ア)ってからは、冷たい膾や刺身などでも区別なく息を吹き付けて冷まそうとすること。
羹に懲りたる者韲を吹く【あつものにこりたるものあえをふく】
[諺]あつものにこりてなますをふく(羹に懲りて膾を吹く、羹に懲りて鱠を吹く、懲羹吹韲)
。
文字コード
「懲」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+61F2 |
---|---|
JISX0213 | 1-36-08 |
戸籍統一文字番号 2 | 128530 |
住基ネット統一文字 | J+61F2 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3126 |
新大字典4 | 講談社 | 5228 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3811 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 11399’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3428 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「懲」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「懲」についての総括
- 懲の画数 :18画
- 懲の部首 : 心
- 懲の読み方:チョウ・こりる・こらす・こらしめる
- 懲の意味 :こりる/こらす/こらしめる/痛い目に合わせて猛省させる
以上で「懲」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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