異体字「挾」については「挾(漢字)」をご覧ください。
挟とは、はさむ/はさまる/さしはさむ/間に入るなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 挟 | |
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読み | 音読み | 《外》コウ 《外》ショウ 《外》ソウ 《高》キョウ |
訓読み | はさ(まる) はさ(む) 《外》さしはさ(む) |
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部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 手部6画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
字体 | 挾 |
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画数 | 10画 |
Unicode | U+633E |
JISX0213 | 1-57-49 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『挟』の字には少なくとも、挟・ 挟・ 挟・ 挟・ 挟む・ 挟まる・ 挟むの7種の読み方が存在する。
意味
熟語
手挟み【てばさみ】
[建]たばさみ(手挟み)
。
手挟み【たばさみ】
[建]社寺建築の組み物の一つ。
本殿から張り出した向拝(コウハイ)の柱と、勾配(コウバイ)のある垂木(タルキ)や虹梁(コウリョウ)との間などに挟み入れておさまりをよくする板。
「てばさみ(手挟み)」とも呼ぶ。
挟書【きょうしょ】
書物を所蔵(私蔵)すること。
「挟」は「脇に挟(ハサ)む」、つまり「所蔵」すること。
挟書律:きょうしょりつ(挟書律)
。
脇侍/挟侍/夾侍/脇士【きょうじ】
[仏]仏の左右・周囲に控え立つもの。
阿弥陀(アミダ)如来(ニョライ)に観音(カンノン)・勢至(セイシ)、釈迦(シャカ)如来に文殊(モンジュ)・普賢(フゲン)または迦葉(カショウ)・阿難(アナン)、薬師(ヤクシ)如来に日光(ニッコウ)・月光(ガッコウ)、不動明王に制(「咤」-「ウ」冠:補助漢字にもなし)迦(セイタカ)・衿羯羅(コンガラ)の類。
「わきじ」とも読み、意味も同じ。
挟書の禁【きょうしょのきん】
[歴]きょうしょりつ(挟書律、挾書律)
。
文字コード
「挟」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+631F |
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JISX0213 | 1-22-20 |
戸籍統一文字番号 2 | 135710 |
住基ネット統一文字 | J+631F |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 3319 |
新大字典4 | 講談社 | 5512 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4015 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3940 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「挟」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 挟の画数 :9画
- 挟の部首 : 手
- 挟の読み方:ソウ・ショウ・コウ・キョウ・はさむ・はさまる・さしはさむ
- 挟の意味 :はさむ/はさまる/さしはさむ/間に入る
ウサタロー