「故」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

故とは、ふるい／昔の／以前のなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、攴部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『故』の字には少なくとも、故コ・ 故ク・ 故ゆえ・ 故もと・ 故いふるい・ 故にことさらにの6種の読み方が存在する。

意味

1. ふるい。昔の。以前の。類義語：古「故参・故事・故実・故老・温故・世故・典故」
2. もと。もとより。馴染みのある。古くからの付き合い。「故園・故旧・故郷・故国・故山・故主・故宅・縁故」
3. ことさらに。わざと。わざわざ。「故意・故殺・故買」
4. 災い。謂れのある事柄。差し支えがある出来事。「故障・事故・世故」
5. 死ぬ。死んだ。亡くなった。「故人・物故」
6. ゆえ。ゆえに。原因。理由。「何故」

熟語

四字熟語

「故」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

故殺【こさつ】

故意に人を殺すこと。
[古][法]一時の激情によって生じた殺意で、過失からではなく故意に人を殺すこと。
旧刑法では謀殺(ボウサツ)と区別したが、現行法では認めていない。

故郷【ふるさと】

[楽]高野辰之作詞、岡野貞一作曲の文部省唱歌(六年)。
。

故紙／古紙【こし】

[英語]usedpaper

使って不要となった紙。2008年(平成20年)1月大手製紙５社による年賀はがきの古紙配合率の偽装が発覚。コピー用紙でも古紙100％が40％、70％が０％などという偽装が発覚。

反故／反古【ほうご】

ほご(反故、反古)
。

反故／反古【ほうぐ】

ほご(反故、反古)
。

文字コード

「故」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「故」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。