「喪」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、縁者の死後、霊を弔う儀式・礼などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、口部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「喪」
字体
読み 音読み ソウ
訓読み
《外》うしな()
《外》ほろ(びる)
《外》ほろ(ぼす)
部首 口部
画数 総画数 12画
部首内画数 口部9画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

喪_書き方
喪の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ソウ喪ぼすほろぼす喪びるほろびる喪ううしなうの5種の読み方が存在する。

意味

  1. 縁者の死後、う儀式・
    • ソウ。「喪祭・喪礼・国喪・大喪」
    • も。「喪主・喪中・喪服」
  2. うしなう。う。くす。「喪失・喪心・阻喪」

熟語

四字熟語

「喪」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「喪」が入る四字熟語
禍福得喪かふくとくそう 心神喪失しんしんそうしつ 養生喪死ようせいそうし

喪船【もふね】

棺(ヒツギ)をのせた船。
奈良県の巣山古墳から出土。すやまこふん(巣山古墳)。

喪服【もふく】

[服]喪中(モチュウ)の人または弔問(チョウモン)者が着る服。
薄墨色または墨色の服。
「藤衣(フジゴロモ)」、「喪衣(モギヌ)」、「凶服(キョウフク)」、「椎柴(シイシバ)」とも呼ぶ。

喪中【もちゅう】

喪に服している期間。
「椎柴(シイシバ)」とも呼ぶ。もふく(喪服)、ちゅうう(中有)。

喪場殿/葬場殿【そうばどの】

そうじょうでん(喪場殿、葬場殿)

言語喪失【げんごそうしつ】

[病]しつごしょう(失語症)

文字コード

「喪」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「喪」の文字コード一覧
Unicode 1 U+55AA
JISX0213 1-33-51
戸籍統一文字番号 2 045590
住基ネット統一文字 J+55AA

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「喪」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1290
新大字典4 講談社 2148
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1587
大漢和辞典6 7 大修館書店 3985
大漢語林8 大修館書店 1542

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「喪」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「喪」についての総括
  1. 喪の画数 :12画
  2. 喪の部首 : 口
  3. 喪の読み方:ソウ・も・ほろぼす・ほろびる・うしなう
  4. 喪の意味 :縁者の死後、霊を弔う儀式・礼
以上で「喪」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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