堀とは、水を通すために土を掘って作った溝/類義語:濠・壕などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、土部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 堀 | |
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読み | 音読み | クチ 《外》クツ 《外》コツ 《外》コチ 《外》グチ |
訓読み | ほり 《外》あな |
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部首 | 土部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 土部8画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『堀』の字には少なくとも、堀・ 堀・ 堀・ 堀・ 堀・ 堀・ 堀の7種の読み方が存在する。
意味
熟語
畝堀【うねぼり】
[Romaji]unebori
[歴][建]北条氏が用いた空堀(カラボリ)。堀に入った敵が空堀を通路のように用いて逃げ回らないように随所に畝と呼ぶ仕切りを設けたもの。
畝を渡って堀を超えないように、畝の上端は極端に幅を狭くしてあった。
堀切【ほりきり】
[Romaji]Horikiri
東京都北東部、葛飾区(カツシカク)西部の荒川(アラカワ)沿いの地名。
[交]ほりきりえき(堀切駅)
。
薬研堀【やげんぼり】
[Romaji]yagembori/Yagembori/YagenBori
薬研の形のようにV字形に掘った底の狭い堀。
[歴]江戸時代、東京都中央区東日本橋の両国橋西詰の付近にあった堀。
日本橋付近の米・竹・材木などの蔵に物資を運送する水路として利用されていた。
堀の内【ほりのうち】
[Romaji]horinouchi/Horinouchi
[歴]中世、地頭など在地領主の屋敷地内。「土居(ドイ)」とも呼ぶ。
[歴]堀をめぐらせた城下町の内側に形成された町。
堀金村【ほりがねむら】
[Romaji]HoriganeMura
[古]長野県西部、南安曇郡(ミナミアヅミグン)東部の村。2005年(平成17年)10月1日豊科町(トヨシナマチ)・穂高町(ホタカマチ)・三郷村(ミサトムラ)・堀金村の2町2村が合併して安曇野市(アヅミノシ)を発足。。
文字コード
「堀」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5800 |
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JISX0213 | 1-43-57 |
戸籍統一文字番号 2 | 059400 |
住基ネット統一文字 | J+5800 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 1568 |
新大字典4 | 講談社 | 2678 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1953 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 5205 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1905 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「堀」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「堀」についての総括
- 堀の画数 :11画
- 堀の部首 : 土
- 堀の読み方:コツ・コチ・グチ・クツ・クチ・ほり・あな
- 堀の意味 :水を通すために土を掘って作った溝/類義語:濠・壕
以上で「堀」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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