「化」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

化とは、ばける／ばかす／形や性質が別のものに変わる／かえるなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、匕部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『化』の字には少なくとも、化ケ・ 化ガ・ 化カ・ 化けるばける・ 化かすばかす・ 化わるかわる・ 化えるかえるの7種の読み方が存在する。

意味

1. ばける。ばかす。形や性質が別のものに変わる。かえる。「化石・化合・化学・化膿・化身・化粧・化生(けしょう)・権化・羽化・俗化・風化・退化・強化・悪化・激化・老化・酸化・転化・進化・電化・変化(へんか)(へんげ)・帰化・遷化(せんげ)・映画化・簡素化・機械化・近代化・高齢化・実用化・自由化・情報化・神格化・都会化・都市化・不良化・分業化・民主化・無効化・老朽化・グローバル化・デジタル化」
2. 教え説く。人格に影響を与え及ぼす。人を導く。「王化・文化・改化・感化・教化・陶化・徳化」
3. 自然が万物を育てる働き。「化育・造化」

熟語

四字熟語

「化」の漢字を語中にもつ四字熟語8種を表にまとめる。

化他【けた】

[仏]他人を教化すること。
浄瑠璃(ジョウルリ)・長唄(ナガウタ)などの門付(カドヅケ)。かどづけ(門付、門付け)。

化作【けさ】

[仏]形(カタチ)のないものが形をとって現れること。
。

時化【しけ】

[海]海が荒れること。
⇔なぎ(凪)
[海](漁師言葉)不漁。
[俗]興行物の不入り。

化人【けにん】

[仏]神霊や抽象的な徳など形のないものが、仮りに人間の姿をとって出現した姿。
参考けぶつ(化仏)
。

権化【ごんげ】

[仏]仏や菩薩(ボサツ)が全ての生き物を救う(衆生済度<シュジョウサイド>)ため、権(カリ)に姿を変えて、この世に現れること。またその姿。
「権現(ゴンゲン)」、「化現(ケゲン)」とも呼ぶ。

文字コード

「化」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「化」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。