「厄」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、わざわい/くるしむ/災難/苦しみなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、厂部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「厄」
字体
読み 音読み ヤク
《外》
《外》アク
訓読み 《外》くる(しむ)
《外》わざわ()
部首 厂部
卩部
画数 総画数 4画
部首内画数 厂部2画
卩部2画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

厄_書き方
厄の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ヤクアク厄いわざわい厄しむくるしむの5種の読み方が存在する。

意味

  1. わざわい。くるしむ。災難。しみ。「厄災・厄難・困厄・災厄」
  2. わせがくない時期。「厄運・厄月・厄年・厄日・後厄・大厄・本厄・前厄」

熟語

後厄【あとやく】

厄年の次の年。やくどし(厄年)。

厄年【やくどし】

[暦]陰陽道(オンヨウドウ)からきた説で、人の一生のあいだに厄難に遇(ア)うとして忌み慎んだ年齢。
男子は25歳・42歳・60歳、女子は19歳・33歳。特に42歳と33歳は大厄とされ、前後の年を前厄(マエヤク)・後厄(アトヤク)とも呼ぶ。

前厄【まえやく】

厄年の前年。やくどし(厄年)。

佐野厄除大師【さのやくよけだいし】

栃木県佐野市春日岡山2233にある天台宗の転法輪院(テンボウリンイン)惣宗官寺(ソウシュウカンジ)の別称。
元三(ガンザン)大師(慈恵大師)と水子地蔵尊を安置。
関東三大師の一つ。

厄除観音【やくよけかんのん】

奈良県大和郡山市の松尾寺の本尊、千手千眼観世音菩薩の別称。まつおでら(松尾寺)。

文字コード

「厄」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「厄」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5384
JISX0213 1-44-81
戸籍統一文字番号 2 033540
住基ネット統一文字 J+5384

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「厄」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 944
新大字典4 講談社 1586
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1184
大漢和辞典6 7 大修館書店 2893
大漢語林8 大修館書店 1159

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「厄」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「厄」についての総括
  1. 厄の画数 :4画
  2. 厄の部首 : 厂,卩
  3. 厄の読み方:ヤク・ガ・アク・わざわい・くるしむ
  4. 厄の意味 :わざわい/くるしむ/災難/苦しみ
以上で「厄」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。