帆とは、船のほ/ほかけ舟/船を進ませる布などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、巾部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 帆 | |
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読み | 音読み | ハン 《外》ボン |
訓読み | ほ | |
部首 | 巾部 | |
画数 | 総画数 | 6画 |
部首内画数 | 巾部3画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『帆』の字には少なくとも、帆・ 帆・ 帆の3種の読み方が存在する。
意味
- 帆【ほ】
-
- 風を受けて船を進ませる船具。
多くは帆柱(ホバシラ)を上下する帆桁(ホゲタ)に取り付ける布。- 英語:セイル(sail)/セール。
- 横帆(オウハン)(squaresail)。
横帆船(square-rigger)。
縦帆(ジュウハン)(fore-and-aftsail)。
縦帆船(fore-and-after、fore-and-aftriggedship)。- 帆船:はんせん(帆船)三反帆:さんだんぼ(三反帆)
- 風を受けて船を進ませる船具。
熟語
四字熟語
「帆」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
順風満帆 |
帆【ほ】
風を受けて船を進ませる船具。
多くは帆柱(ホバシラ)を上下する帆桁(ホゲタ)に取り付ける布。
英語:セイル(sail)/セール。
落帆【おちほ】
[Romaji]Ochiho
[古]樺太にあった集落名。れーすなえ(レースナエ)
。
笹帆【ささほ】
竹を割いて編み、竹の葉をはさんだ帆。
長崎に渡来した中国の朱印船が使用していた。
「網代帆(アジロボ)」とも呼ぶ。
帆船【はんせん】
[英語]sailingship
帆を備え、風の力で航行する船。
帆の張り方で風に逆らうように進むこともできる。よっと(ヨット)、すくーなー(スクーナー)。
開き帆【ひらきぼ】
[海]まぎりぼ(間切り帆)
。
文字コード
「帆」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5E06 |
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JISX0213 | 1-40-33 |
戸籍統一文字番号 2 | 099590 |
住基ネット統一文字 | J+5E06 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2402 |
新大字典4 | 講談社 | 4157 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2990 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 8787 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2924 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「帆」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「帆」についての総括
- 帆の画数 :6画
- 帆の部首 : 巾
- 帆の読み方:ボン・ハン・ほ
- 帆の意味 :船のほ/ほかけ舟/船を進ませる布
以上で「帆」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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