忌とは、いむ/いまわしい/嫌う/憎む/妬むなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、心部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 忌 | |
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読み | 音読み | キ 《外》ギ |
訓読み | 《高》い(まわしい) 《高》い(む) |
|
部首 | 心部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 心部3画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『忌』の字には少なくとも、忌・ 忌・ 忌む・ 忌まわしいの4種の読み方が存在する。
意味
- いむ。いまわしい。嫌う。憎む。妬む。「忌避・忌憚・忌諱(きい)・嫌忌・禁忌」
- いみ。人が亡くなった後にある期間慎むこと。喪に服すること。「忌中・忌引」
- 死んだ人の命日。「忌日・忌辰・遠忌(おんき)・周忌・年忌・三回忌・七回忌・河童忌」
熟語
忌諱【きき】
忌(イ)み嫌(キラ)うこと。
「きい(忌諱)」は慣用読み。
忌諱に触れる
。
祖師忌【そしき】
[仏]祖師の忌日(キニチ)などに報恩のために行う法会。
「祖師会(エ)」、「祖師講」とも呼ぶ。
天台宗の六月会(ミナヅキエ)。
忌中【きちゅう】
[Romaji]kichu
家族や親族に死者が出たとき、喪(モ)に服(フク)する期間。
(特に)死者が宙をさまよっているとされる、死後四十九日間。
死者の葬式までの期間。
方忌【かたいみ】
[暦]陰陽道(オンヨウドウ)で、塞(フサ)がっている方角を忌(イ)み避(サ)けること。
「ほういみ(方忌)」とも呼ぶ。かたたがえ(方違え)、えほう(恵方)、さとだいり(里内裏)。
火屋/忌屋【ひや】
須屋(スヤ)。
。
文字コード
「忌」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5FCC |
---|---|
JISX0213 | 1-20-87 |
戸籍統一文字番号 2 | 116600 |
住基ネット統一文字 | J+5FCC |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2736 |
新大字典4 | 講談社 | 4728 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3410 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 10310 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3288 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「忌」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「忌」についての総括
- 忌の画数 :7画
- 忌の部首 : 心
- 忌の読み方:ギ・キ・いむ・いまわしい
- 忌の意味 :いむ/いまわしい/嫌う/憎む/妬む
以上で「忌」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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