「扶」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、たすける/力を添える/支える/世話をするなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「扶」
字体
読み 音読み
《外》
《外》
訓読み 《外》たす(ける)
部首 手部
画数 総画数 7画
部首内画数 手部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

扶_書き方
扶の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、扶けるたすけるの4種の読み方が存在する。

意味

  1. たすける。える。える。世話をする。「扶育・扶助・扶養・扶翼・家扶」

熟語

四字熟語

「扶」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「扶」が入る四字熟語
相互扶助そうごふじょ

扶壁【ふへき】

[英語]parapet

[建]ぱらぺっと(パラペット)

夫余/扶余【ふよ】

[朝鮮語]Buyo/Puyo、[中国語]Fuyu

[歴]古代のツングース系の一民族。狩猟農耕民。
中国東北地方北部から朝鮮北部にかけて居住し、夫余国を建国。

扶余郡【ふよぐん】

[朝鮮語]Buyo-gun

朝鮮半島西部、韓国北西部の忠清南道(Chungchong-nam-do)(チュウセイナンドウ)西南部にある錦江(キンコウ)(Kumgang)左岸の郡。
百済(クダラ)後期(538~660)の都泗ヒ(*)(シヒ)のあった地で、半月城(百済の都城)・百済王陵などの古跡が多い。
「プヨ郡(扶余郡)」とも呼ぶ。

プヨ/扶余【ぷよ】

[朝鮮語]Buyo

ふよぐん(扶余郡)

扶桑【ふそう】

[Romaji]Fuso

([中国語]fusang)(『山海経』海外東経)古代中国で、太陽の昇る東海にあるという神木。また、その木のある地。
[植]ブッソウゲの漢名。

文字コード

「扶」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「扶」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6276
JISX0213 1-41-62
戸籍統一文字番号 2 133330
住基ネット統一文字 J+6276

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「扶」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3255
新大字典4 講談社 5416
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3947
大漢和辞典6 7 大修館書店 11840
大漢語林8 大修館書店 3870

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「扶」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「扶」についての総括
  1. 扶の画数 :7画
  2. 扶の部首 : 手
  3. 扶の読み方:ホ・ブ・フ・たすける
  4. 扶の意味 :たすける/力を添える/支える/世話をする
以上で「扶」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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