招とは、まねく/人を呼び寄せる/手まねきをするなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、手部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 招 | |
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読み | 音読み | ショウ 《外》キョウ 《外》ジョウ 《外》ギョウ |
訓読み | まね(く) | |
部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 手部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検6級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『招』の字には少なくとも、招・ 招・ 招・ 招・ 招くの5種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「招」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
目挑心招 |
招き【まねき】
招くこと・招待すること。
お招きに預かりありがとうございます
[劇]まねきかんばん(招き看板、招看板)
。
招杜羅【ちとら】
[仏]しょうとら(招杜羅)
。
招き猫【まねきねこ】
通常は右手を挙げ顧客・家内安全を招くご利益(リヤク)があると言われ、左手を挙げているネコは財宝・商売繁盛を招くご利益があると言う。
外国では手のひらを見せることはバイバイ(離別)を意味するので、外国人向けに手の甲を見せて「招いて(comeon)」いるものもある。かのうふくすけ(叶福助)、びりけん(ビリケン)。
招杜羅【しょうとら】
[仏]薬師十二神将(ジンショウ)の一つ。大日如来(ダイニチニョライ)を本地(ホンジ)とする戌(イヌ)の刻(午後8時ころ)の守護神。
「ちとら(招杜羅)」、「しゃとら(招杜羅)」、「昭頭羅(ショウトラ)」とも呼ぶ。
招き屋根【まねきやね】
[建]片流れ屋根の一種。
切妻に似て、頂部でごく短く折り返した「ヘ」の字状のもの。きりづまづくり(切妻造)。
文字コード
「招」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+62DB |
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JISX0213 | 1-30-23 |
戸籍統一文字番号 2 | 134580 |
住基ネット統一文字 | J+62DB |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3275 |
新大字典4 | 講談社 | 5504 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3969 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 11968 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3893 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第6学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「招」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 招の画数 :8画
- 招の部首 : 手
- 招の読み方:ジョウ・ショウ・ギョウ・キョウ・まねく
- 招の意味 :まねく/人を呼び寄せる/手まねきをする
ウサタロー