異体字「閣」については「閣(漢字)」をご覧ください。
擱とは、たかどの/二階建ての御殿/貴人の住む家などの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、手部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
| 字体 | 擱 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | カク | 
| 訓読み | お(く) | |
| 部首 | 手部 | |
| 画数 | 総画数 | 17画 | 
| 部首内画数 | 手部14画 | |
| JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
| 漢字検定 | 漢検1級 | |
| 字体 | 閣 | 
|---|---|
| 画数 | 14画 | 
| Unicode | U+95A3 | 
| JISX0213 | 1-19-53 | 
書き方・読み方
書き方

読み方
『擱』の字には少なくとも、擱・ 擱くの2種の読み方が存在する。
意味
- たかどの。二階建ての御殿。貴人の住む家。「擱下・金擱・仏擱・台擱・内擱・高擱・楼擱・天守擱」
 - かけはし。二階造りの廊下。「擱道」
 - やめる。さしおく。下におく。動きを止める。擱の本字。「擱筆」
 - たな。物をのせる台。
 - 「内擱」の略称。「擱僚・擱議・擱外・倒擱・入擱・組擱」
 
熟語
擱浅【かくせん】
[海]船舶が浅瀬(アサセ)に乗り上げ、動けなくなること。かくざ(擱坐、擱座)。
。
擱岸【かくがん】
[海]船舶が海岸に乗り上げ、動けなくなること。かくざ(擱坐、擱座)。
。
擱岩【かくがん】
[海]船舶が岩礁(ガンショウ)に乗り上げ、動けなくなること。かくざ(擱坐、擱座)。
。
擱坐/擱座【かくざ】
[英語]stall
[海]船舶が座礁(ザショウ)して、動けなくなること。岩に乗り上げることは「擱岸(カクガン)」、岩礁に乗り上げることは「擱岩(カクガン)」、浅瀬に乗り上げることは「擱浅(カクセン)」とも呼ぶ。
戦車などが壊(コワ)れて、動けなくなること。
文字コード
「擱」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+64F1 | 
|---|---|
| JISX0213 | 1-58-08 | 
| 戸籍統一文字番号 2 | 144680 | 
| 住基ネット統一文字 | J+64F1 | 
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 | 
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 3599 | 
| 新大字典4 | 講談社 | 5971 | 
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4334 | 
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 12892 | 
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 4229 | 
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「擱」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「擱」についての総括
- 擱の画数 :17画
 - 擱の部首 : 手
 - 擱の読み方:カク・おく
 - 擱の意味 :たかどの/二階建ての御殿/貴人の住む家
 
以上で「擱」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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