「殺」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

殺とは、ころす／あやめる／命を絶つなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、殳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『殺』の字には少なくとも、殺セツ・ 殺セイ・ 殺シ・ 殺サツ・ 殺サイ・ 殺げるそげる・ 殺ぐそぐ・ 殺すころす・ 殺るけずるの9種の読み方が存在する。

意味

1. ころす。あやめる。命を絶つ。「殺菌・殺害・殺傷・殺人・殺虫・殺戮(さつりく)・殺伐・殺気・殺意・殺生(せっしょう)・圧殺・暗殺・虐殺(ぎゃくさつ)・故殺・誤殺・絞殺・惨殺(ざんさつ)・刺殺・自殺・射殺・銃殺・生殺(せいさつ)・他殺・屠殺(とさつ)・撲殺(ぼくさつ)」
2. なくす。消す。滅ぼす。「抹殺・殺風景」
3. 語勢を強めるための助詞。甚だしい。「殺到・笑殺(しょうさつ)・忙殺・悩殺・黙殺」
4. そぐ。削る。減らす。「減殺(げんさい)・相殺(そうさい)」
5. 《野球》アウトをとること。「挟殺・刺殺・重殺・封殺・併殺・補殺・三重殺」

熟語

四字熟語

「殺」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

殺陣【たて】

[劇][映][ＴＶ]演劇・映画・テレビなどで、斬り合い・乱闘・捕物などの場面。また、その演技(エンギ)。
「さつじん(殺陣)」とも呼ぶ。

自殺【じさつ】

「自尽(ジシン)」、「自害(ジガイ)」とも呼ぶ。
刀剣で自殺することは「自刃(ジシン)」。
自殺を遂(ト)げる
自殺は月曜日に多い。

故殺【こさつ】

故意に人を殺すこと。
[古][法]一時の激情によって生じた殺意で、過失からではなく故意に人を殺すこと。
旧刑法では謀殺(ボウサツ)と区別したが、現行法では認めていない。

誤殺【ごさつ】

誤って人を殺すこと。
[法]目的の人と間違えて他の人を殺すこと。
。

薬殺【やくさつ】

毒薬を用いて殺すこと。
野犬の薬殺処分
主に動物に対して用い、人間に対しては「毒殺(ドクサツ)」を用いる。
。

文字コード

「殺」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「殺」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。