「滅」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ほろびる/なくなる/尽きる/火が消えるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「滅」
字体
読み 音読み メツ
《外》ベツ
《外》メチ
訓読み ほろ(びる)
ほろ(ぼす)
部首 水部
画数 総画数 13画
部首内画数 水部10画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

滅_書き方
滅の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、メツメチベツ滅ぼすほろぼす滅びるほろびるの5種の読み方が存在する。

意味

ほろびる/なくなる/尽きる/火が消える

滅の用法:四諦

四諦【したい】とは、《仏教》迷いと悟りの真理。仏教の根本教理。苦集滅道とも。

四諦の種類
四諦 くたい じったい めったい どうたい
意味 人生の四苦八苦 苦を集める煩悩 苦を滅した境地 悟りへの修行

熟語

四字熟語

「滅」の漢字を語中にもつ四字熟語10種を表にまとめる。

「滅」が入る四字熟語
永遠不滅えいえんふめつ 罪業消滅ざいごうしょうめつ 寂滅為楽じゃくめついらく
生者必滅しょうじゃひつめつ 常住不滅じょうじゅうふめつ 薪尽火滅しんじんかめつ
心頭滅却しんとうめっきゃく 是生滅法ぜしょうめっぽう 不朽不滅ふきゅうふめつ
滅私奉公めっしほうこう

破滅【はめつ】

破滅に導く

挫滅【ざめつ】

[英語]crush

[医]衝撃・圧迫など外部からの強いダメージ(損害)で、内部の組織が潰滅(カイメツ)すること。ざしょう(挫傷)。
挫滅傷(crushinjury)

仏滅【ぶつめつ】

釈迦(シャカ)の死。釈尊(シャクソン)の入滅(ニュウメツ)。
[暦]暦注の六曜の一つ。

滅諦【めったい】

[仏]四諦の一つ。
したい(四諦)

滅多腹【めったばら】

むやみやたらに腹を立てること。

文字コード

「滅」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「滅」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6EC5
JISX0213 1-44-39
戸籍統一文字番号 2 203150
住基ネット統一文字 J+6EC5

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「滅」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 5182
新大字典4 講談社 8745
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 6301
大漢和辞典6 7 大修館書店 18008
大漢語林8 大修館書店 6217

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「滅」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「滅」についての総括
  1. 滅の画数 :13画
  2. 滅の部首 : 水
  3. 滅の読み方:メツ・メチ・ベツ・ほろぼす・ほろびる
  4. 滅の意味 :ほろびる/なくなる/尽きる/火が消える
以上で「滅」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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