「絶」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

絶とは、たつ／たえる／打ち切る／断ち切る／止める／途切れる／滅びる／辞めるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、糸部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『絶』の字には少なくとも、絶ゼツ・ 絶ゼチ・ 絶セツ・ 絶るわたる・ 絶だはなはだ・ 絶やすたやす・ 絶つたつ・ 絶えるたえるの8種の読み方が存在する。

意味

1. たつ。たえる。打ち切る。断ち切る。止める。途切れる。滅びる。辞める。「絶交・絶食・絶望・絶命・絶滅・気絶・根絶・断絶・中絶・途絶・廃絶・悶絶(もんぜつ)」
2. かけ離れる。遠く隔てる。「絶域・絶海・絶境・隔絶」
3. 拒む。断る。「拒絶・謝絶」
4. 優れる。勝る。「絶佳・絶景・絶勝・絶唱・絶世・絶対・絶品・絶倫・冠絶・卓絶・超絶」
5. 非常に。極めて。甚だ。「絶好・絶叫・絶賛・絶大・絶頂・絶妙・凄絶(せいぜつ)・壮絶」

絶の用法：絶句

絶句【ぜっく】とは、《漢詩》四句で構成される代表的な詩型の一つ。起承転結(起承転合)とも。

熟語

四字熟語

「絶」の漢字を語中にもつ四字熟語14種を表にまとめる。

絶体絶命【ぜったいぜつめい】

体も命も極まるほどの状態。
危険や困難から切り抜ける方法が見当たらず、追いつめられた立場や状態。
「剣ヶ峰」とも呼ぶ。

カダヤシ／蚊絶やし【かだやし】

[学名]Gambusiaaffinis、[英語]gambusia

絶不調【ぜつふちょう】

[俗]この上がないほど不調であること。
「絶好調(ゼッコウチョウ)」からの派生語。
。

絶好調【ぜっこうちょう】

この上がないほど好調であること。
派生語：参照ぜつふちょう(絶不調)
。

韋編三絶【いへんさんぜつ】

[慣用句]読書に励(ハゲ)むこと。読書に熱心なこと。
[慣用句]一冊の本を繰り返し熟読すること。

文字コード

「絶」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「絶」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。