起とは、おきる/たつ/立ち上がる/持ちあげるなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、走部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 起 | |
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読み | 音読み | キ |
訓読み | お(きる) お(こす) お(こる) 《外》た(つ) |
|
部首 | 走部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 走部3画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N4 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『起』の字には少なくとも、起・ 起つ・ 起こる・ 起こす・ 起きるの5種の読み方が存在する。
意味
- おきる。たつ。立ち上がる。持ちあげる。「起伏・起立・起臥(きが)・起居・起床・突起・勃起・躍起・隆起・起重機」
- おこす。活動を始める。盛んにする。「起動・起算・起工・起稿・起債・起訴・起請(きしょう)・惹起(じゃっき)・発起(ほっき)・奮起・蜂起・喚起・継起・決起・生起・想起・提起」
- はじめ。おこり。新しく物事や状態が生じる。「起因・起源・起首・起点・縁起」
- 《漢詩》絶句の第一句。「起句・起承転結」
起の用法:絶句
絶句【ぜっく】とは、《漢詩》四句で構成される代表的な詩型の一つ。起承転結(起承転合)とも。
四句 | 起句 | 承句 | 転句 | 結句 |
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内容 | 説明 | 展開 | 転化 | 締括 |
熟語
四字熟語
「起」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。
一念発起 | 一夜十起 | 起死回生 |
七転八起 | 兎起鶻落 | 発憤興起 |
白起【はくき】
[中国語]BoQi/BaiQi
[人]中国の戦国時代、秦(Qin)の名将・兵法家(?~BC.257)。陝西省(ShangxiSheng)(センセイショウ)眉県(MeiXian)(ビケン)の人。
秦の第28代昭襄王(ZhaoxianWang)(昭王)に仕える。
早起き【はやおき】
早起きは三文の得、長寝は三百文の損。
。
銭起/錢起【せんき】
[中国語]QianQi
[人]中国、中唐の詩人(722~780ころ)。。
起し金【おこしがね】
あまがね(蜑金、海女金、海人金)
。
起拱石【ききょうせき】
[英語]skewback
[建]壁や柱の上部にあって、アーチの両端(起拱点)を支える上面が傾斜した石。「拱座石」、「迫持石(セリモチイシ)」、「スキューバック」とも呼ぶ。
「拱」、「迫持」はともにアーチのこと。
文字コード
「起」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8D77 |
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JISX0213 | 1-21-15 |
戸籍統一文字番号 2 | 420160 |
住基ネット統一文字 | J+8D77 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 9737 |
新大字典4 | 講談社 | 16438 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12358 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 37048 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 11101 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「起」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「起」についての総括
- 起の画数 :10画
- 起の部首 : 走
- 起の読み方:キ・たつ・おこる・おこす・おきる
- 起の意味 :おきる/たつ/立ち上がる/持ちあげる
以上で「起」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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