消とは、きえる/けす/無くなる/滅びる/散らす/火をけすなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、水部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 消 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ショウ |
訓読み | き(える) け(す) |
|
部首 | 水部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 水部7画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『消』の字には少なくとも、消・ 消す・ 消えるの3種の読み方が存在する。
意味
- きえる。けす。無くなる。滅びる。散らす。火をけす。「消火・消却・消去・消散・消尽・消毒・消失・消長・消灯・消防・消滅・解消・私消・抹消・霧消」
- 費やす。低下する。年月を過ごす。「消光・消耗(しょうもう)・消費・費消」
- 気が沈む。気落ちする。「消魂・消沈」
- 控え目である。「消極」
熟語
四字熟語
「消」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。
意気消沈 | 雲散霧消 | 罪業消滅 |
地産地消 |
字消し【じけし】
消しゴムの別称。
けしごむ(消しゴム)
。
砂消し【すなけし】
研磨剤(砂)を練り込んだ消しゴム。
通常の消しゴムでは消せない、インクやポールペンなどで書かれた文字や絵図を削り取って消すもの。
しかし、薄い紙では破れてしまうことが多い。
練り消し【ねりけし】
[英語]kneadederaser
可塑性(カソセイ)の軟らかい消しゴム。
木炭画・コンテ画などの修正に使用する。
書いた箇所にゴムを押し当て、木炭抹(モクタンマツ)などをゴムに粘着させて取り除くもの。
MONO消し【ものけし】
トンボ鉛筆社製の白い樹脂製消しゴム。
。
インク消し【いんくけし】
[英語]inkeraser
インクで紙に書いたものを消すための液。
一般に使用するブルーブラック(青黒色)インク専用で、はじめに透明な蓚酸(シュウサン)水溶液を用いて消し、吸い取り紙で水分を取った後、赤色に薄く着色した次亜塩素酸ナトリウム水溶液を塗る。
「インキ消し」、「イレーザー」、「イレーサー」とも呼ぶ。
文字コード
「消」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6D88 |
---|---|
JISX0213 | 1-30-35 |
戸籍統一文字番号 2 | 197830 |
住基ネット統一文字 | J+6D88 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4974 |
新大字典4 | 講談社 | 8459 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6023 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 17529’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5976 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第4学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「消」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 消の画数 :10画
- 消の部首 : 水
- 消の読み方:ショウ・けす・きえる
- 消の意味 :きえる/けす/無くなる/滅びる/散らす/火をけす
ウサタロー