浦とは、うら/入り江/海や湖が陸地に入りこんだ所/水ぎわの地などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 浦 | |
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読み | 音読み | 《外》ホ 《外》フ |
訓読み | うら | |
部首 | 水部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 水部7画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『浦』の字には少なくとも、浦・ 浦・ 浦の3種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「浦」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
長汀曲浦 |
薺浦【せいほ】
[歴]ないじほ(乃而浦)
。
塩浦【えんぼ】
[歴]李氏朝鮮が日本船の入港を指定した三つの港「三浦(サンポ)」の一つ。現在の慶尚南道(Kyongsang-nam-do)(ケイショウナンドウ)蔚山(ウルサン)。さんぽ(三浦)、うるさん(ウルサン、蔚山)。
三浦【さんぽ】
[歴]李朝の世宗の時、朝鮮が日本船の入港を指定した三つの港。乃而浦(ナイジホ)(薺浦<セイホ>)(慶尚南道熊川)・富山浦(フザンポ)(釜山)・塩浦(エンボ)(慶尚南道蔚山<ウルサン>)の総称。
朝鮮は倭寇を鎮(シズ)めるため貿易を自由に許していたが、1426(応永33)この3港に限定、送使船接待の倭館が常設される。
三浦【みうら】
[Romaji]Miura
[地]みうらはんとう(三浦半島)みうらし(三浦市)
みうらぐん(三浦郡)
。
浦賀【うらが】
[Romaji]Uraga
三浦半島南東部、神奈川県横須賀市(ヨコスカシ)にある造船工業地区。
江戸湾(東京湾)の要港で、1720(享保5)相模国に浦賀奉行を創設。1853年(嘉永6年)ペリーの黒船来航。
文字コード
「浦」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6D66 |
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JISX0213 | 1-17-26 |
戸籍統一文字番号 2 | 197310 |
住基ネット統一文字 | J+6D66 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 4996 |
新大字典4 | 講談社 | 8428 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6053 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 17475 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5996 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「浦」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 浦の画数 :10画
- 浦の部首 : 水
- 浦の読み方:ホ・フ・うら
- 浦の意味 :うら/入り江/海や湖が陸地に入りこんだ所/水ぎわの地
ウサタロー