異体字「煮」については「煮(漢字)」をご覧ください。
煮とは、にる/にえる/水や汁に入れて火を通すなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、火部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 煮 | |
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読み | 音読み | 《外》ショ 《高》シャ |
訓読み | に(える) に(やす) に(る) |
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部首 | 火部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 火部8画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
字体 | 煮 |
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画数 | 13画 |
Unicode | U+FA48 |
JISX0213 | 1-87-53 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『煮』の字には少なくとも、煮・ 煮・ 煮る・ 煮やす・ 煮えるの5種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「煮」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
鋳山煮海 |
佃煮【つくだに】
[食]
もと江戸の佃島(ツクダジマ)で作られたことから。
。
煮切り【にきり】
[料]日本料理で、酒や味醂(ミリン)を煮立てて火を点(ツ)け、アルコール分を燃やすこと。
酒や味醂の旨(ウマ)み成分を生かすため、邪魔(ジャマ)となるアルコール分をとばし、調味料として使用するもの。ふらんべ(フランベ)、たまござけ(卵酒、玉子酒)。
大和煮【やまとに】
[料]牛肉・クジラ肉などを、醤油(ショウユ)・砂糖・ショウガ(生姜)などで甘辛く煮たもの。
[食]特に、の缶詰。
。
煮黒め【にぐろめ】
銅の合金。
「黒目(クロメ)」、「にぐるみ」とも呼ぶ。
黒い塗料。
いちご煮【いちごに】
[料]青森県南東部の八戸市(ハチノヘシ)周辺の郷土料理。
もとはウニとアワビを海水で煮た漁師の浜料理。
名前は椀に盛り付けたウニが野イチゴのように見えることから。
文字コード
「煮」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+716E |
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JISX0213 | 1-28-49 |
戸籍統一文字番号 2 | 215790 |
住基ネット統一文字 | J+716E |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 5473 |
新大字典4 | 講談社 | 9242 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6647 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 19165’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 6631 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「煮」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 煮の画数 :12画
- 煮の部首 : 火
- 煮の読み方:ショ・シャ・にる・にやす・にえる
- 煮の意味 :にる/にえる/水や汁に入れて火を通す
ウサタロー