「産」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

産とは、物をつくり出す／うみ出す／生み出されたものなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、生部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『産』の字には少なくとも、産サン・ 産うぶ・ 産むうむ・ 産まれるうまれるの4種の読み方が存在する。

意味

1. 物をつくり出す。うみ出す。生み出されたもの。「産業・産出・産物・産地・産額・生産・物産・水産・農産・畜産・殖産・特産・月産・量産」
2. 子をうむ。うまれる。類義語：生「産科・産褥(さんじょく)・産婦・産卵・安産(あんざん)・出産・早産(そうざん)・流産(りゅうざん)」
3. くらしの元手(もとで)となる財。身代。「遺産・家産・資産・財産・蕩産(とうさん)・倒産・動産・破産・不動産」
4. うぶ。生まれたままの。「産毛(うぶげ)・産声(うぶごえ)・産着(うぶぎ)・産湯(うぶゆ)」
5. 「産科」の略称。「産医」
6. 「産地」の略称。「秋田産・国産・道産」
7. 「産業」の略称。「産学連携・産大付属・産廃処理」

熟語

四字熟語

「産」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

破産【はさん】

財産を全(スベ)て失うこと。
「かまど(竈)を還(カエ)す」とも言う。かまど(竈、竃)。

産婆【さんば】

[英語](単数形)midwife／(複数形)midwives

産／生【うぶ】

生むこと。
産まれた時のままであること。
。

初産【はつざん】

ういざん(初産)
。

授産【じゅさん】

[経]失業者・貧困者などに仕事を授(サズ)け(与え)、生活を成り立たせること。じゅさんじょ(授産所)。
。

文字コード

「産」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「産」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。