「紡」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、つむぐ/繊維を撚り合わせる/麻や綿の原料を糸にするなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、糸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「紡」
字体
読み 音読み ボウ
《外》ホウ
訓読み 《高》つむ()
部首 糸部
画数 総画数 10画
部首内画数 糸部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

紡_書き方
紡の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ボウホウ紡ぐつむぐの3種の読み方が存在する。

意味

  1. つむぐ。繊維をわせる。綿の原料をにする。「紡車・紡織・紡錘・紡績・精紡・粗紡」

熟語

粗紡【そぼう】

[英語]slub

[工]紡績の工程で、篠綿(シノワタ)の繊維束を細く引き伸ばし、軽く撚(ヨ)りを掛けて粗糸に紡(ツム)ぐこと。また、その工程。せいぼう(精紡)。

精紡【せいぼう】

[英語]finespinning

[工]紡績の最終工程で、粗糸を必要な太さ・強さ・弾力のある糸にするため、撚(ヨ)りを掛けること。また、その工程。そぼう(粗紡)。

日紡【にちぼう】

[古]ユニチカの前身、大日本紡績株式会社の略称。
ゆにちか(ユニチカ)

愛知紡績所【あいちぼうせきしょ】

1881年(明治14年)開設、1886(明治19)民営。

鐘淵紡績【かねぶちぼうせき】

[古]鐘紡(株)の旧称。
かねぼう(カネボウ、鐘紡)
14世紀ころまでにハウサ(Hausa、Haussa)族の都市国家群の一つとして建設され、急速にイスラム化し、交易都市として栄える。1809年(文化6年)フルベ族(フラニ族)により征服され、ジハード(聖戦)国家の支配に入る。

文字コード

「紡」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「紡」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7D21
JISX0213 1-43-34
戸籍統一文字番号 2 305120
住基ネット統一文字 J+7D21

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「紡」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 7306
新大字典4 講談社 12131
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 8887
大漢和辞典6 7 大修館書店 27305
大漢語林8 大修館書店 8595

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「紡」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「紡」についての総括
  1. 紡の画数 :10画
  2. 紡の部首 : 糸
  3. 紡の読み方:ボウ・ホウ・つむぐ
  4. 紡の意味 :つむぐ/繊維を撚り合わせる/麻や綿の原料を糸にする
以上で「紡」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。